長い間人類の平均寿命は30歳でした。

勿論その時代の90パーセントはその日暮らしでした。

ところが現在ではそのレベルの生活をしている国は10パーセント以下になりました。

テレビや新聞で流されるニュースだけを見ていると、長い年月をかけて世の中は少しづつですがよくなっているという現実を知ることはありません。

詳しくはスウェーデンの医師が書いたファクトフルネスをご一読されることをお勧めします。

この本を読むと数字で考える習慣がついて、不安が軽減されます。

G7の国の平均寿命はこれまでの2倍以上になりました。

世界有数の長寿国である日本では、90歳以上の方も珍しくはありません。

このような理由から老人から子供まで適応できるリハビリテーションや手技療法を考案しました。

その技術がアスリートから高齢者まで有効なリハビリと手技療法の応用発展形である関節ニュートラル整体です。

関節ニュートラル整体は次の3本の柱から構成されています。

1、カイロプラクティックの最も効果的なテクニックであるモーションパルペーション&マニュピュ 

  レーション(動的触診法と手技療法)

2,理学療法の集大成であるPNF(固有受容性神経筋促通手技)

3、体のゆがみを整えることを目的とした筋力トレーニング

この3種類のテクニックの応用発展形が関節ニュートラル整体です。

重要な事ですので繰り返しますが、世界の歴史の大半は平均寿命が30歳でした。

我が国でも江戸時代が30歳。明治時代が40歳。 昭和22年が50歳。昭和36年が65歳。

現代では80歳を超えるまでに長寿になったのです。

したがって1895年(日本では明治時代です)に誕生したカイロプラクティックや1940年代に誕生したPNFも超高齢化社会に適応できるようにアップデートすることが必要なのです。

さらに筋力トレーニングも30歳までの全盛期と30歳から60歳までの衰退期そして60歳から90歳までの老年期に合わせて変えていかなくてはならないことは理の当然です。

たとえ30歳までの若者であっても、ひとたびケガをしてしまうと筋力や可動域に多大な変化が起きます。

可動域や筋力が半分ならましなほうで、3分の1になってしまう事もあるのです。

その時に完全に休むしかないケースと、可動域や負荷を軽減して行うべきケースがあるのです。

ざっくり言うと、20歳の機能は全盛期のマイナス20パーセントです。

50歳の機能も同じ比率のマイナス20パーセントです。

したがってしっかり運動している50歳が20歳に競技で勝つ事もあるのです。

忘れてはいけないのが経年劣化です。

クラウンコンフォートという高級車のタクシーは、2人で交代で乗車して何と5年間で50万キロ以上も走るそうです。

重要な要素は使用期間が短期間であるという事です。

勿論先回りして保守点検をしているのは言うまでもありません。

高級車は20万キロは走るとか軽自動車は10万キロまでは大丈夫だとかは、あくまでも平均値です。

あまり乗りすぎても、乗らな過ぎても長持ちはしないのです。

観光バスはなんと100キロ以上も走るのです。

そこでどれだけメンテナンスをしているかは、バス会社の社員でない限り知る由もありません。

一方で人間の体は、骨が入れ替わるのが2年、軟部組織が入れ替わるのが3か月です。

残念ながら一度変形してしまうと、変形したまま入れ替わるので注意が必要です。

私は長年の経験から、痛みを放置するとやがて痛みをかばう事から関節が変形することを突き止めました。

残念ながら手技療法では変形したの痛みを改善することはできますが、変形自体を元に戻すことはできません。

したがって痛みをかばって変形が起きる前に、痛みの原因である関節の拘縮を徹底的に改善する必要があるのです。

 

手の指の第一関節の変形をへバーデン結節といいます。

ウイリアムへバーデンが学会でこの病気を発表したのが1802年(日本は江戸時代)

完成の変形は40代で4割。50代で5割。60代で6割で男女の差はありません。

しかしながら痛みを訴える方は女性が男性の何と10倍なのです。

これは神経や血管などのトンネルのスペースが男性のほうが女性と比較すると広いためだと思います。

数年経過すると大半の方の痛みは落ち着きます。

それは神経がやせるためではないかと思うのです。

繰り返しになりますが軟部組織が入れ替わるのが3か月、骨が入れ替わるのが2年、細胞が入れ替わるのが8年といわれていますのでさすがに数年経過すると症状が改善するケースもあるのです。

損傷は時間の経過とともに改善するのに対し、関節の弾力の異常は、時間が経過しても改善しないのです。

背中の関節を覆う膜は次の6種類。

1、皮膚及び皮下組織

2、筋膜

3、筋肉

4、神経や血管

5、靭帯

6、軟骨や椎間板

などですが、大谷選手が肘の靭帯の再建術(トミージョン手術)を受けたように再生することが不可能な関節被膜もあることを知るべきです。

時間の経過と適切なケアーとリハビリテーションの組み合わせが関節ニュートラル整体です。

全身には約206個の骨から構成される約200個の関節があります。

その一つ一つに8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝る機能が存在することを知る人間はほとんどいません。

そして手技療法とリハビリテーションのテクニックを極めたセラピストもそんなに多くはないのが現状です。

私はこれまでに14冊の本と10本のDVDを出しました。

そして昨年手技療法の業界では初めての健康器具の特許を取得しました。

もう一本の出願中の特許が取れ次第関節ニュートラル整体の全貌を公開する予定です。

できることならセラピストに必要不可欠な最低限の教養を身に着けることができる塾(寺子屋)を始めたいと考えています。

そしてその場所で指導者になってもらうように、今まで協会員を育成してまいりました。

これまで20年以上にわたり培ってきたノウハウを再構築するために、もう一度基礎から講義したいと考えています。

基本を確かにすることで、応用の意味が深くわかるからにほかなりません。

もう一度繰り返します。

関節の変形を予防するベストな選択は、自動運動で痛みを自覚する前に、検査で負荷をかけて(たわみや遊びといった関節の弾力を検査する)初めてわかる段階で的確なケアーを受けることです。

これからの時代に備えて応用力のあるセラピストを共に目指しましょう!