昨年の12月に関節の痛みの原因を追究し続けて開発した健康器具で特許を取得しました。

1か月ほど前にこの健康器具を製品化するためのプロジェクトがスタートしました。

私が考案した関節ニュートラル整体は、全身にある約206個の骨から構成される約200個の骨の8方向の関節の遊びの保守点検の技術を体系化したものです。

その中でも最も大きいのが関節を動かす順番を確立しているという点であるかと考えます。

本日大ピラミッドの調査をしている名古屋大学の先生の動画を見て非常に感銘を受けました。

机上の空論ではなく様々なデータを実際に計測してみて解明している姿勢に驚かされました。

同じようにインフラストラクチャーの専門家である、大石久和先生(道路の専門家)や武村幸太郎先生(河川やダムの専門家)のお話に共感するのも、私が何事も骨格のゆがみの原因を解明することをライフワークにしていることによるからだと考えます。

今から46年前に代替医療(特に骨格の調整)の専門家となることを志しました。

その中で先人の培った知恵を学び試行錯誤してきました。

右利きの人間は石板に文字を刻む際に右でハンマーを握りくさびを石板に打ち込むので文字は左から右に横に流れます。

右という日本語は握るという言葉からきているそうです。

左という言葉は北を背にして立った際に太陽が昇る方角が「日出でり」つまり左の語源となったそうです。

右で筆を振るう日本語は右から左に縦に流れますね。

所説ありますが現在でも世界の95パーセントは右利きです。

野球で考えてみると右利きは投げるのも右で打つのも右ですね。

ところがメジャーリーグで成功しているイチロー選手、松井選手、大谷選手はどなたも右投げ左打ちです。

反時計回りで走るベースボールにおいて左打が優位なのは自明の理ですね。

何が言いたいかというと、我々一般人は右から左の体重移動はやりやすく反対の左から右はよほど訓練を積まない限りやりにくいということです。

つまり骨格は過剰な左重心になりやすいという事です。

それを調整するかのように人間の運動はすべて反時計回りなのです。

 

 

 

私は関節のゆがみの原因を考える日々を過ごすうちに、リハビリで最も関節の拘縮の原因になるのは下肢後面の筋肉(ハムストリングスとアキレス腱)であることを突き止めました。

ところがハムストリングスの拘縮の改善に特化した健康器具は存在しないことに気づきました。

ないものは自分で作る以外にはないと考え、デモ機を3台制作し試行錯誤を繰り返しました。

考えられる2種類のデモ機についてそれぞれ特許を出願し最初の製品が特許取得となったというわけです。

製品化が達成されれば、全身の関節の弾力の保守点検である関節ニュートラル整体の存在が、日本中に知られることになるでしょう。

今回特許を取得した製品は、根本的に関節のゆがみを予防できる健康器具です。

一方ですでに自然治癒が不可能となった患者さんに対応できる専門技術をマスターしたセラピストの育成も大切なことは十分に理解しています。

また専門家の育成がいかに大変な事であるかもわかります。

そのための解決策の一つが、育成のためのシステムの構築です。

腰痛、背中の痛み、首の痛み、手足の関節の痛み(肩関節、ひじ関節、手関節、股関節、膝関節、足関節)の重傷化を予防改善できるセラピストの養成が私の願いです。