下肢帯(股関節、膝関節、足関節)、上肢帯(肩関節複合体、ひじ関節、手関節)の関節の痛みに加え、腰椎、胸椎、頚椎の痛みを総称して関節の痛みといいます。

関節の痛みを根本改善するためには、全身の関節可動域の検査と調整が必要不可欠です。

人体は複雑系です。

したがってどれくらいで関節の痛みで苦しむことになるかは正確に予想することはほぼできないのです。

前屈して床にタッチできない(FFDがマイナスのケース)患者さんはおよそ10年で椎間板ヘルニアが起きることが確認されています。

さらに15年で骨棘形成が起きることも確認されています。

しかしながら椎間板ヘルニアや骨棘形成が起きても必ず腰椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症による腰痛や下肢痛になるわけではないのです。

20代の若者の50パーセントに腰椎椎間板ヘルニアが確認されています。

具体的には1000人中500人です。

これが60代では1000人中800人。

80歳までには840人。

私は20代で約半数の方に腰椎椎間板ヘルニアが確認される原因は、幼児期の尻餅をつくような転倒が原因だと考えています。

その際に下肢後面の筋肉(ハムストリングス=座骨下腿筋)の拘縮が起きたケースは腰背部痛になりやすいのではないかと想像できるのです。

幼児期は仙骨が五個、尾骨が3から5個(4個の方が多いのです)に分かれています。

それがひとつの骨として癒合する前に尻餅をついて変形しているのではないかと思うのです。

しかしながら下肢後面の筋肉の拘縮がないケースは腰背部痛になりにくいのです。

したがって腰背部痛の根本原因であるハムストリングスの拘縮を改善することで腰背部痛(腰痛、背中の痛み、首の痛みの総称)で苦しむことを未然に防ぐことが大切です。

下肢後面の筋肉の拘縮を放置すると、やがて腰背部痛や下肢痛、さらにになる確率が高まるのです。

前年ながら一度変形した関節は手術以外では改善することはありません。

しかしながら初期の変形性関節症の段階では、関節可動域を正常に改善することで関節の痛みは完治するケースが大半です。

それに対し関節可動域が完全に戻らないケースは、長生きすることでもしかすると関節を交換(人工関節置換術)することになるかもしれません。

関節の変形が始まるのは圧倒的に45歳以上です。

また女性は男性の3倍です。

したがって関節可動域を柔軟に保つことが、何よりも大切なのです。

数字で考えると長生きするとほぼ全員に椎間板ヘルニアが起きるのです。

しかしながら全員が手術になるわけではありません。

ちなみに骨棘形成による脊柱間の狭窄は65歳以上で25パーセントになるのです。

この数字も8代では86パーセントです。

しかしながら全員が腰痛や下肢痛になるわけではないのです。

ただし軟骨や骨の変形を予防することで未然に防ぐことは可能なのです。

車のメンテナンスのように消耗部品の交換や不具合の起きるケースを先んじて予測することが大切なのです。

しかしながら人間の体は、軟部組織は3か月で入れ替わり、骨も2年で入れ替わる機能があるのです。

車はゴムと鉄でできています。

さらに人体のように再生能力はないのです。

このような機能は車や家には全くないのです。

だからこそ人間の体は複雑系といえるのです。

したがって何よりも大切なことは、関節可動域を正常な状態の10パーセント増しに保守点検することです。

反対に10パーセントマイナスを超えてしまうと人工関節置換術の手術が必要になるのです。

この10年で人工関節の機能は飛躍的に向上しました。

現在では関節の修理は50歳までとされています。

しかしながら,人工関節の寿命は長くて30年ですからできれば手術を受けるのが60歳以降であれば一回で済む計算になります。

熟練した医師の手術時間は股関節が30分、膝関節が1時間です。

勿論これは事前の準備の時間を十分にとって、厳密なシュミレーションが行えるケースです。

さらに日常生活に支障が起きた際にはいち早く決断することがベストな選択です。

リハビリテーションは残存機能が失われないようにすることが大切です。

このような理由で私はベンチスクワットを最初の1か月は45回を朝晩で2回。

次の月は75回の一日2回。

3か月目は125回を一日2回するように指導しています。

これが本当に役に立つのは災害時です。

災害も人間の体と同じように複雑系です。

したがって必ず起きると考えて備える以外にうまい方法などないのです。

 

このように私が48年の臨床系から導いた結論は、全身の関節の調整が必要不可欠であるという事です。

そして全身の関節の調整の後に最後に行う手技は、仙腸関節が50パーセント、腰仙関節が50パーセントというのが結論です。

そしてどちらを選択するべきかは施術の前のテストでほぼわかります。

整体関係の本を読んだ方なら、あらゆる関節の痛みのほとんどが仙腸関節の調整で改善するという都市伝説にも似た考えを聞いたことがあるはずです。

これはキリスト教の一派である福音派教会の教えです。

進化論を否定し、宇宙を神様が7日で作ったことを信じていますので驚きです。

私が最初に学んだカイロプラクティックにおいても福音派の影響はとても無視できない影響力があるのをだれも否定できないのです。

残念ながらどんなに優れたセラピストであっても仙腸関節の機能不全を完璧に改善しただけで全身の関節の不具合を改善することはできないのが現実です。

あくまでも全身の関節の調整の最後に仙腸関節の調整を選択するか、腰仙関節の調整をするかを正しく判断できるかという事以外の選択肢はないのです。

大切な事なので繰り返します。

脊椎と下肢帯を連結するいわば下半身の連結軸である仙腸関節を調整しても全身の痛みを改善することは不可能です。

何事もうまい話はないのでくれぐれもご注意ください。

あくまでも全身の関節を整えて最後に仙腸関節を選択するか、あるいは腰仙関節の調整を選択するかという話なのです。

人体には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

そして正常な関節には8方向に1ミリズレて復免震構造システムに勝るとも劣らない機能があることはほとんどのセラピストに周知されていません。

この機能の保守点検システムが「関節ニュートラル整体」です。

現在関節ニュートラル整体の技術をマスターした協会員の先生は約30名になりました。

これから確実に増えますが、高度なレベルを維持するのは不断の努力が必要であることは言うまでもありません。

古今東西において情報は人間が運んできます。

しかしながら巷に拡散している情報の90パーセントはいわゆるゴミ情報ですのでご注意を。

情報の目利きになるのには人、本、旅に加えユーチューブ動画でしょうか?

繰り返しになりますが、何事もうまい話はないのでご注意ください。

私は今から48年前にカイロプラクティックに出会い、6年間のインターン修行時代を経験しました。

最初の2年間は夕方5時まで働いて、夜は夜間部の専門学校に通うという生活が2年間続きました。

私の先輩はその後に柔道整復師の資格を取るために専門学校に通い国家試験に合格し1年のお礼奉公を経て開業するというのが通例でした。

しかしながら私は、柔道整復師や鍼灸師の治療を受けても全く症状が改善しないという体験をしていましたのでその資格を取るにに全く興味がわきませんでした。

それよりも症状は完治しないまでも最も効果があったカイロプラクティックの技術を極めたいと考えていたのです。

ところがその当時はカイロプラクティックの本は1冊しかなく、米国のカイロプラクターが開設した学校(塩川スクール)に通う以外はないという状況でした。

その当時米国には16の専門大学があり現代医学に近いナショナル大学とその対極の考えであるパーマー大学の2つの学派に分かれていました。

私が学んでいたカイロプラクティックはナショナル大学の系統でしたので塩川スクールに入学する気にはなれなかったのです。

ナショナル大学の卒業生が幹部となって運営されたのが日本カイロプラクティック総連盟(JCA)でした。

その団体の研修旅行(解剖実習とカイロプラクティックの実技)に参加させて頂きました。

他の団体での解剖実習にも参加させていただきました。

私はその当時日本のカイロプラクターが学んでいなかったモーションパルペーション&マニュピュレーションをマスターしていたのです。

したがって渡米の目的は専門学校ではわずか一日しかない解剖実習にありました。

そのような流れで最先端の知識を得ましたが、一方で絶望感にさいなまれました。

その理由は、自分で新しい技術を開発するしかないという事がわかってしまったからです。

その後の経緯はほかのブログで配信して居ますのであえて省略します。

今から30年ほど前についに現在の「関節ニュートラル整体」の原型を発明しました。

ところがあらゆるテストを繰り返して現在のほぼ完成形といえる状態になったのはなんと30年の期間が必要だったのでした。

手技療法とリハビリテーションの進化発展形である関節ニュートラル整体。

皆様は私が気の遠くなるような期間と費用をかけて完成した技術をマスターできるのです。

現在は比較、納得、購入の時代です。

私が著した14冊の本と、10本のDVDをぜひご覧ください。

現在では、その内容をはるかに超越した完成形を学べるのです。

「回復可能でありながらそれができないで苦しむ患者さんを助けたい」という意思がある方はぜひセミナーにご参加いただければ幸いです。