回復が可能でありながら、それができないでいる関節の痛みで苦しむ人を救いたい、という思いからセラピストを目指して早いもので41年目になりました。
きっかけは自分自身が体験した交通事故や柔道の試合,器械体操による骨折(全身で5か所)の後遺症です。
鹿児島県立加治木高校に入学して間もなく柔道の試合をして起きた頚椎と腰椎の圧迫骨折と左肩の腱板損傷が後遺症の引き金でした。
まさかその1年後から始まった全身のしびれが40歳まで続くとは想像できませんでした。
当時に比べ脊椎の手術の進歩は目を見はるものがあります。
しかしながら、その前の段階の治療に関しては,当時と比較してもあまり進歩していない感があります。
現在でも、関節の痛みのケアーは3段階です。
1、患部の安静固定。
2、炎症にはステロイド剤、痛みには消炎鎮痛剤の投与。
3,最終的には手術となります。
私は自分自身で骨折後の複雑化した症状を克服した経験から、「関節ニュートラル整体」を考案しました。
従来の整体やカイロプラクティックなどの手技療法と関節ニュートラル整体を比較してみると明確な違いがわかります。
関節ニュートラル整体は手技療法とリハビリテーションの進化発展形です。
そのベースの一つは、カイロプラクティックの最も効果がある、モーションパルペーション&マニュピュレーション(動的触診法と手技療法)です。
この検査法と手技療法を進化発展したテクニックが関節ニュートラル整体です。
安全性と確実性において格段の進化を遂げているのです。
人体に存在する骨は206個。
その骨から構成される関節の数は約200個です。
痛みやケガと無縁な状態の正常な関節には8方向に1ミリずれて復元する免震構造システムの様な機能が備わっています。
巨大地震の衝撃を最大で10分の1以下に緩衝する免震構造システムの様な機能の検査と調整が関節ニュートラル整体のケアシステムなのです。
この機能は、関節のケアーだけでは維持や回復は十分にできません。
したがって筋肉や腱などの伸び縮みする組織のケアーと人体や関節包などの非収縮性の組織のケアーが必要なのです。
関節ニュートラル整体のテクニックは、軟部組織のケアーと関節のケアーの両輪です。
関節を覆う膜の不具合の予防改善は、ただ単に緩めるだけではなく、引き締めるケアーも必要不可欠です。
また関節ニュートラル整体はマスターするためのドリル(練習法)が確立されていますので安心です。
皆さんがデジカメを購入する際は、あらかじめインターネットなどで比較し、価格や機能に面でご自身で納得してから購入されると思います。
それなのに、人生をかける仕事はなぜ「比較,納得,購入」のプロセスを経ないのか不思議でなりません。
関節ニュートラル整体のテクニックのうち25パーセントは本やDVDでご覧いただけます。
またテーマ別の体験セミナーも開催されています。
技術を体験したければ水道橋のTOKyO腰痛肩こりケアセンターでケアーを受けることをお勧めします。
ただし、自分自身が腰痛や背中の痛み,首の痛み。四肢の関節の痛みなどと表現される、変形性関節症に苦しんだ経験がなければ、私が書いた本を一読(よほど優れた方で最低3回)しない限り理解することはできません。
関節ニュートラル整体の専門家になっても、「比較,納得,購入」のプロセスで患者さんを指導するするのです。
技術だけではなく、セラピストに必要な教養が身に付く関節ニュートラル整体をマスターして生涯現役をともに目指そうではありませんか!