腰痛、背中の痛み、首の痛み、四肢の関節の痛みが改善しない原因の90パーセントは関節を覆う膜の引っ掛かり(弾力の異常)です。

したがって関節の弾力を検査し適切な方法で改善することで関節の痛みを根本改善できるのです。

そのために最低限必要な知識と技術について解説します。

全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

正常な関節には8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能が備わっています。

症状が出ている関節だけではなく、全身の関節の検査と調整が不可欠なのです。

最低でも200×8つまり1600パターンの検査と調整をして初めて、関節の弾力の異常がわかり改善方法が明確になるのです。

神様出ない限りこの工程を省いて原因を究明することは不可能なのです。

関節に本来備わった機能の検査と調整が「関節ニュートラル整体」です。

言い換えると全身の関節の保守点検システムです。

関節の運動は次の3種類。

1、自動運動

2、たわみ運動

3、遊び運動

この3段階の運動を関節被膜を正常に整えることを目的とした、手技療法とリハビリテーションの進化発展形が関節ニュートラル整体です。

私が関節ニュートラル整体の原型を考案したのが今から30年前です。

つまり30年の歳月をかけて現在の高度に進化したテクニックが完成されたのです。

具体的には最初に出版したレベル1の教科書に使用している専門書(エンタープライズ社刊)の中で仙腸関節の調整は手根骨を使用していました。

ところが現在では中指の内側面を使用しています。

さらに背面だけではなく、全面からの調整に加え、仰臥位での調整(主に中指の外側を使用しています)で仕上げます。

天ぷらに例えると2度揚げさらに3度揚げを行っているのです。

脊椎の調整においても格段の進化がみられます。

後ろから前と前から後ろの回旋に加え、その動きを伴った側屈や前屈も標準治療で行っています。

関節包ない運動だけではなくリハビリテーション(関節包外運動)も格段の進化を遂げました。

現在の日本は間違いなく超高齢化社会です。

65歳以上が28パーセントを超え、そのうちの半数は75歳以上です。

したがって1895年に発明されたカイロプラクティックと1940年代に発明されたPNF(固有受容性神経筋促通手技)も現代社会に適応できる様にアップデートする必要があるのです。

私はあらゆる代替医療を体験しまた研究してまいりました。

その結果残ったのが関節ニュートラル整体なのです。

手かざしや気功など本当になんでの効果があると聞いたことも実際に試しましたし深く学びました。

その結果やはり再現性がある方法に帰結した次第です。

誰でも奇跡を求める気持ちはわかります。

しかしながら現実の世界にはうまい話はないのです。

そのことを肝に銘じ少なくとも自分がかかわっている人間には無駄な時間や努力を避けてもらいたいと思うのです。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶということわざがあります。

人間の脳は少なくとも1万年間は進化していないのです。

技術は多大な進化を遂げたのに対し、人間は同じ過ちを繰り返しています。

賢明な皆様は先人が犯した過ちを繰り返すことがないように願う次第です。