初めに新型コロナによるパンデミックの中セミナーや授業にご参加いただきありがとうございます。

今年一年を振り返ると、頸椎椎間関節の調整において、今までとは比較できないほどの進歩を経験しました。

残念ながら我々凡人は、お互いを理解することはできません。

そこで必要なことは論理を学び、他者意識を訓練することです。

わかりやすく伝えることを様々な本や動画を通じて学びました。

例えば私の趣味である「ヘラブナ釣り」や「筋トレ」の動画や本をを見ても常に違う事を考えています。

人類は長い間木材の時代を経験しました。

そのあとに訪れたのが約300年続いた石炭の時代。

それが100年続きITの時代になりました。

情報化社会において計算や暗記は必要なくなりました。

これからの時代に必要なスキルは、論理的な思考であることは疑う余地もありません。

情報リテラシー(情報を取捨選択するいわば情報の目利きになること)を身に着ける上においても筋道を立てて考えることは重要です。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶということわざがあります。

私自身還暦を過ぎてから世界史や日本史を勉強しなおしました。

しかしながら歴史を勉強する大局的な意味が解りませんでした。

その理由は歴史が政治を中心に動いているかのように書かれていることに納得できなかったからです。

私自身の人生を振り返っても経済的に困ったり、けがや病気というできれば避けたい経験を通じてさらなる飛躍が起きたという確信があります。

思えば関節ニュートラル整体を発明したのも、放火による自宅の全焼というた事がきっかけでした。

関節ニュートラル整体をマスターし仕事にしているセラピストであれば、もしこの技術を学ばなかったとすれば回復可能でありながらそれができないでいる関節の痛みの患者さんを救う事ができないことはわかるはずです。

戦後死者5千人規模の大災害である伊勢湾台風以来千人以上の大災害はなんと36年間も起きなかったのです。

そこで起きたのが6千人以上の死者を出した阪神淡路大震災でした。

ご存じのようにそれから我が国は地震の活動期になり、死者2万5千人以上の東日本大震災は記憶に新しいところです。

しかしながらそのような大災害を経験して、日本はより強くなっていっているのも事実なのです。

残念ながら自然災害は予測がほぼできません。

だからこそ常に災害に備えて万全の準備が必要なのです。

大石久和先生の「オンライン国土学ワールドへようこそ」をご覧になれば日本人がどうしてこのような考え方になるか、それに対し日本人以外の国がどのような考えをするかがわかります。

日本人は災害死史観であるのに対し、それ以外の国は紛争死史観であるという根本的な経験の差が根本にあることが理解でき希望が持てる動画です。

合わせて、「国土学再考」や「国土が日本人のなぞと説く」などの著作を回読むことをお勧めします。

竹村公太郎氏の「日本史の謎は「地形」で溶ける(php文庫4部作)もお勧めです。

セラピストは体を日本の国土としてとらえて読まれることで、保守点検の重要性を再認識するはずです。

お二人のインフラの専門家の本や動画に触れることで、歴史をこれまでと違った視点で学ぶことができたことを本当にうれしく思います。

国際化社会の今、日本人と日本以外の国の国民がどのような経験をして全く異なった考えを身に着けてきたかがわかります。

これらの本は間違いなく人生を変えるといってもいいくらいの素晴らしい本です。

最後に皆様のご健康とご多幸をお祈りして年末のあいさつに代えさせていただきます。