人体に存在する骨は成人で約206個。
それらの骨から構成される関節は合計で約200個になります。
健康で痛みと無縁な方は、8方向に1ミリずれて復元する優れた免振構造システムのような機能が備わっています。
この機能は巨大地震の衝撃を10分の1以下に緩衝するシステムです。
この機能に勝るとも劣らない機能が人体に備わっていることはほとんど知られていません。
私が考案した間接ニュートラル整体とは、まさにこの機能を点検して整備する優れたケアシステムなのです。
関節を覆う膜は表面から,皮膚及び皮下組織,筋膜、筋肉や腱,靭帯、神経、血管などがあります。
そのすべての不具合にアプローチできる技術が間接ニュートラル整体なのです。
関節ニュートラル整体のケアシステムは大別すると3種類あります。
1、緩和操作(軟部組織と関節を調整するうえでの料理でいうと、いわば下ごしらえ)
2、関節の調整
3、リハビリテーション(例えると関節被膜の調整を目的とした筋トレストレッチ)です。
この作業を自分自身で行うことができる方法として腰痛肩こりケア体操があります。
可動域が正常以下(開脚しての前屈で、両肘が床につかない方)の方はユーユーブで椅子を用いたケア体操が紹介されていますのでご覧ください。
中上級者は関節ニュートラル整体普及協会のホームページでLINEでご覧いただけまのでお役立てください。
ところで、腰痛肩こりケア体操は簡単なもので58パターンあります。
そのために簡単に覚える事ができないようです。
人間の脳は16歳を過ぎると、興味があることか生命にかかわること以外は記憶出来ないようになるのです。
まさに命がけで覚えようとしない限り、簡単に覚える事はできないのです。
私は埼玉県の大宮にある読売日本テレビ文化センターで7年間一般の方を指導してまいりました。
そこでの経験から自分でできる関節ニュートラル整体ともいえる腰痛肩こりケア体操を考案し、講談社やベースボールマガジン社から本を出しました。
またジャパンライム社から専門家向けと一般向けのDVDも出していますのでご覧ください。
42年の長い臨床経験に裏打ちされた関節ニュートラル整体は、時代に合わせてさらに進化発展し続けています。
その中で最も拘縮がひどく手技だけでは改善出来ないのが下半身の筋肉や腱です。
私はその難題を克服できるマシーンを考案しました。
今年中には製品の特許出願が完了しますので皆さま楽しみにしてください。
このマシーンで救われる方のことを考えると,一日も早く製品化して販売することができればと思います。
しかしながら慎重なうえにも慎重に事を進める必要があるのです。
今月は関節ニュートラル整体独自の緩和操作を公開しました。
台風の被害のために残念ながら参加できなかった会員の先生のために希望者のみ改めて補講をする予定です。
骨をとらえるためにいかにして術者の手を患者さんの体にめり込ますことができるかをわかりやすく抗議しました。
この技術を秘儀アリジゴクと命名したのは冗談です。
患者さんを痛みの地獄から救うことができるセラピストになりませんか?