6月17日は関節ニュートラル整体普及協会の認定セミナーレベル3でした。
セミナーのテーマは頚椎椎間関節の調整。
頚椎椎間関節の調整は、伏臥位,側臥位,仰臥位での緩和操作の後に、下肢帯、上肢帯の関節の調生の後に仰臥位で行います。
今回のテーマはここから開始される頚椎椎間関節について詳しく解説しその後に実技指導を行いました。
関節ニュートラル整体の手技療法は、検査と調整の順番(パターン)が確立されています。
そのパターンに従って確実に進めばいいのです。
関節に弾力に異常があれば、弾力が硬いか、痛みがあるかで判断できます。
関節の弾力の範囲は脊椎や仙腸関節や腰仙関節,恥骨結合において最大でも0.45ミリ(官製はがきの厚み)程度です。
この小さな動きを、特殊な組手と体重移動をマスターすることで10倍以上に拡大できるのです。
私にやられた感じはわかりますが、大切なのはそれを全く同じようにまねすることです。
完全にコピーできて初めて、自分自身のオリジナルが完成するのです。
絵画でも音楽でも最初は模写やコピーが大切なのは言うまでもありません。
関節ニュートラル整体は、全身にある206個の骨から構成される200の関節の8方向の遊びを整えるたぐいまれなテクニックです。
まずはパターンを完全コピーすることが大切です。
極められたドリルに従って人の2倍練習すればどなたでも人並み以上になれるのです。
最初は、回復が可能でありながらそれができないでいる関節の痛みで苦しむ患者さんのお役に立ちたいという純粋な気持ちでスタートします。
それが少し成功すると初心を忘れ技術も低下していくのです。
成功する前も、成功してからも努力を怠らない決意が大切なのです。
関節ニュートラル整体普及協会の会員の先生は本当に素晴らしい方々です。
私は今でも技術が低下するのが怖くて仕方がないのです。
体力は少し落ちたとしても、技術は格段に進化発展していっているのはそのためなのです。
金沢のK 先生はご家庭の事情で数か月セミナーに参加できませんでした。
この方は、才能は人並みですが、志と情熱はたぐいまれなレベルなのです。
人生の成功のカギは才能、情熱、志の掛け算です。
したがってk先生は調子づかない限り成功するはずです。
久しぶりにセミナーに参加したk先生に究極の頚椎の操作を伝授しました。
普通驚嘆の声を上げそうなものの、あまり感動していない様子でした。
今回は私も4人の先生の個人指導と、他の先生の指導を兼ねていましたので全身に汗をかくくらい真剣に頑張りました。
その中で新しい方法を伝授したつもりが、前の晩に夢の中でやっていたのでした。
数名の方に実際には実技を体験してもらいましたが、説明不足でした。
聞いてしまえば簡単なことなのですが、もっとしっかり丁寧に説明する必要があります。
いつもの様に、新しいひらめきが沸いて沸いて押さえるのが大変でした。
先生の快気祝いとと金沢のKDO先生を励ます会のことが頭がいっぱいで、すっかりやったつもりになっていました。
忘れないうちに誰かに伝授したいと考えています。