関節ニュートラル整体は手技療法とリハビリテーションの応用発展系です。

その理由は、9割の四肢と脊椎の関節の痛みに対応できるマニュアルが確立されているという事です。

緻密で再現性のある技術をマスターする方法と、その技術を用いる方法が確立されているテクニックは他に類を見ません。

例えると、誰でも料理を再現できるクックパッドのレシピのようなものです。

あなたが宮崎県の郷土料理である「冷や汁」を食べたいとします。

クックパッドに公開された料理のレシピを見て参考にすることでことで、誰でも冷や汁を作れるようになるのです。

これが冷や汁を考案するということになると大変な労力があるのですが、、、、。

全身には206個の骨から構成される約200の関節が存在します。

その一つ一つに8方向に1ミリずれて復元する免震構造システムの様な機能があることはセラピストでさえもほとんど知りません。

巨大大地震の衝撃を10分の1以下に緩衝する機能が人体にも備わっているのです。

私は、セラピストにとって関節ニュートラル整体のテクニックをマスターし生涯維持することが常識になる時代が必ず来ると信じています。

関節を覆う膜の不具合を正常に復元できる技術をマスターすることは誰でもできます。

しかしながら、高い技術レベルを維持することは努力がいるのです。

1、考え方。

2、能力

3、情熱。

一代で京セラを世界の巨大企業にし、京セラ哲学を考案した稲森和夫氏が書籍や講演で繰り返し表現している成功の法則です。

しかも成功はこれらの要素の掛け算なのです。

これを関節ニュートラル整体に当てはめると、、、。

最初は関節の痛みで苦しむ人を助けたいという純粋な気持ちでセミナーに参加して技術を学びます。

そこそこの能力もあり、なんとしても技術をマスターしたいという情熱もあります。

問題は成功してから有頂天になることなのです。

関節ニュートラル整体という関節の痛みを改善するレシピに忠実に従っているうちは大丈夫なのです。

しかしながら人間は弱いもので、楽な道を選んでしまうのです。

私が認定した指導員の条件は、なんとしても1、の考え方が第一です。

何のためにこの仕事を選んだのか?

将来どのようになりたいのか?

生産性や効率ばかり考えていると、雑な施術になり安いのです。

いまから2500年前にお釈迦様が説いた不滅の真理があります。

それは八正道と中道という教えです。

私はこの真理を19歳の時に学びました。

お断りしておきますが、私は神様の存在は信じていますが、特定の宗教の信者ではありません。

関節ニュートラル整体のニュートラルという言葉はお釈迦様の教えの中道に由来しています。

もう一つ、心の三毒という教えがあります。

それは、愚痴、怒り、むさぼりです。

私自身19歳の時に、イエス、モーゼ、ブッダが説いた正法に触れることができました。

あくまでも、読書を通じて先人の教えを学んだというだけにすぎません。

問題は生活を通じて実践しているかという事です。

恥ずかしながら、私自身とても悟りを開くような人間ではありません。

しかしながら、関節ニュートラル整体という自分自身が考案した仕事を通じて、セラピストを目指した当時の気持ちと比較して、いささかもぶれることのない生活を送っているのです。

私自身を含め、ともすれば、楽な道を選び、快楽を追求しがちです。

そんな弱い心に負けない一日を重ねたいものです。

反省をしなくなったら悟りを開いているはずです。

それができていないのだから、せめて反省だけはしようと自分自身反省している次第です。