関節ニュートラル整体は3本の柱から構成されています。
それは、
1、PNF(固有受容性神経筋促通手技)。
2、モーションパルペーション&マニュピュレーション(動的触診と手技療法)
カイロプラクティックの手技の中で最もポピュラーなテクニックです。
3、筋力トレーニング。
です。
いずれの技術も平均寿命が50歳未満であった時代に開発された概念で構成されています。
1947年(昭和22年,終戦後2年経過して団塊の時代といわれる世代が誕生した年デス。)は75歳以上の人口は80人に一人でした。
それが、2018年の現代は8人に1人です。
国民皆保険がスタートしたのは、1961(昭和36年)でした。
その年、日本人の平均寿命が初めて65歳に到達しました。
当時は、65歳の人口が100人に7人でした。
わずか57年後の、2018年に4人に1人になることを想像した人間はいませんでした。
スタートの時点では、健康保険の自己負担は5割でした。
今後は原点に返り,老人から子供まで平等に負担するようになるはずです。
加えて、2020年からの日本の人口は、毎年200万人減少に転じます。
そうなれば、世界に誇る健康保険制度を守るために5割負担も避けられないのです。
「ピンチはチャンス」といいます。
そうなれば保険制度の恩恵がない我々セラピストにチャンスが巡ってくるのです。
私はこの時代に備えて20年以上前に関節ニュートラル整体を考案し、改善を加えてきました。
必ずしもセラピストにとってのライバルは,同業他社ではありません。
目まぐるしく変化する時代なのです。
ダーウィンの進化論にあるように、変化したものだけが生き残ることができるのです。
目の前に訪れた一期一会のチャンスをものにできるかはすべて事前の準備にかかわっています。
関節ニュートラル整体の技術は、すべてこの時代を予測して,進化発展し続けているのです。
残念ながら、人間の心は進化発展しているとは言えません。
今年の4月5日で私も60歳になります。
60歳を過ぎたら、大半の方は人工生命体になります。
そうなって生きながらえる価値は、すべて人様のためになる存在でいるということぐらいです。
長い年月を経て、関節ニュートラル整体の技術は世界に通用するレベルになりました。
昨年1年を考えても、格段に制度が増したことを実感します。
何よりも、自分の分身といえる弟子が確実に育成されてきていることをうれしく思います。
PNFやモーションパルペーション&マニュピュレーションを100年以上前に考案した創始者の恩に報いるためにも、さらに進化発展した技術として関節ニュートラル整体を全世界に発信することを決めました。