関節ニュートラル整体の調整の極意を表現してみます。

先日白川郷の屋根の吹き替えをテレビで拝見しました。

藁ぶき屋根の構造部分はがっちりと固定しているのではなく、ローブで縛っているのがわかりました。

こうすることで、がっちりと固定するよりもかえって地震の衝撃を緩衝することができるのです。

建築後100年以上を超える古民家は礎石の上に固定しないで建てられています。

私は趣味のヘラブナ釣りを通じて、亀山ダムや笹川湖での船を湖面の木に固定して釣りをする際のロープワークを学びました。

素早くロープを縛り、また雷が鳴った際に、素早く非難する必要があるので、簡単にほどけるようなしばり方を学びました。

このようなことを通じて、関節ニュートラル整体の技術をどのように伝えたらわかりやすいかを学びました。

縛ったりほどいたりするには、順番があります。

まずはこの順番を覚えること。

骨と骨を固定している組織は靭帯です。

筋肉と骨を連結しているには腱です。

関節ニュートラル整体の技術は、靭帯や筋肉そして腱を緩めたり閉めたりする技術です。

人体には206個の骨から構成される200の関節が存在します、

その一つ一8方向に1ミリずれて復元する機能があります。

それは巨大地震の衝撃を緩衝する免震構造システムのようなものです。

関節ニュートラル整体は、この機能を点検整備する技術なのです。

一切のの妥協を捨て、ただひたすら真面目に点検整備する仕事なのです。

大事故が発生する前に、裏方に徹して努力する仕事です。

腰痛や背中の痛み,首の痛み,股関節、ひざ関節,肩関節などの四肢の関節の痛みが重症化するのを予防改善する大切な仕事です。

現在関節ニュートラル整体普及協会の会員のセラピストは70名に満たないのです。

しかしながら少数であることが精鋭にならざるを得ないと考えます。

私が直接指導した精鋭が全国で活躍しています。

関節ニュートラル整体の技術は常に進化発展しています。

大切なことは変化することを恐れないこと。

私たちのライバルは同業他社ではなく時代であることを肝に銘ずること。

関節ニュートラル整体の極意は現在の仙腸関節にあります。

仙骨を母指球や小指球で押しているような古いやり方は過去の技術です。

支点となる仙骨を自分の手の鋭い部位を使って3段階でずらす手技が最新の技術です。

仙骨、仙骨、寛骨といった具合です。

なぜふわっとつかんで、脱力している状態から力を出しているか考えましょう。

関節の調整の極意は、接点、角度、方向、速度を意識することです。