今年開催される、関節ニュートラル整体普及協会の認定セミナーも残りわずか。

これまで本当に多くの人間に、関節ニュートラル整体の技術をしてきました。

国際統計上世界の95パーセントは右利きです。

これは世界史を勉強すればわかりますが、宗教上の決め事にもなっているのです。

人類の歴史は感染症との戦いだといえます。

世界を支配した強国であったモンゴル帝国も従来の説ではなく、ペストによって滅亡したと考えられています。

感染症を防ぐために、食事は右手で食べ,排せつの際は左手を使うという区別をしていたのです。

左遷という言葉の由来は、そんなんところからも来ているようです。

我々日本人も大半が右利きです。

電気が普及していなかった頃に建てられた学校の教室は、自然光が左手からさすように作られていました。

当時は毛筆で字を書いていたため、左利きは認められませんでした。

このようにして自然に逆らわないように様々な法則ができたのです。

最新の脳科学では、生まれつき2本の指が癒合して4本の指しかない方は、5本目の指を動かす地図がないことが確認されています。

しかしながら、癒合を改善する手術で5本目の指ができると、1週間で失われていた5本目の指の地図がで出来ることが分っています。

このことは、脳ができて指を動かしているのではなくて、指を動かすから脳ができるということを表しているのです。

人間と同じような優れた脳を持っているイルカも、手足がないために人間ほど脳が発達していないというわけです。

興味がある方は、東京大学教授の池谷祐二先生の著作「進化しすぎた脳」のご一読をお勧めします。

私はクラッシクギターを弾くのが趣味でした。

1年だけ有名なギタリストである「ソンコマージュ」先生に習ったことがありました。

フォルクローレの世界的権威であるユパンキに名前を送られ、クラッシク回の巨匠であるセゴビアの指導を受けた先生です。

「君は人の5倍起用だね」というおほめのお言葉をいただきました。

「僕の前で練習をしているのは君だけだよ。」という激励のお言葉もいただきました。

カイロプラクティックの世界に飛び込み、道を究めんとしたときに、右手の指の爪を切りました。

そのため全くいい音が出なくなってしまいました。

私の患者さんでもあったために、先生のお付き合いはありましたが、自分でギターを弾くことはきっぱりとあきらめました。

自分の指先の器用さは、すべて関節ニュートラル整体に捧げています。

このような体験から考えると、私の弟子たちも、利き手以外が爪のない私の右手のような状態なのではと思いました。

しかも失われた爪が生えるのに5年から10年がかかるようなのです。

とはいえ、大多数の弟子が10年以内に関節ニュートラル整体の技術をマスターしているという事実があります。

私は2年前から、2匹の兄弟猫(栗子と銀次郎)を飼っています。

2を観察していると、猫パンチは両利きです。

寝ているときには柔らかい肉球に鋭い爪が隠されています。

関節ニュートラル整体の手技療法(関節の調整)の極意は猫が肉球で触るような柔らかさと,爪を出し入れする鋭さです。

関節ニュートラル整体をマスターして2度目の人生を生きるのはいかがでしょうか?

私の理想は、治療時間を半分にして趣味のヘラブナ釣りの時間を大幅に増やすことです。

私がこれまで費やした膨大な時間と費用をかける必要は全くありません。