全身には206個の骨から構成される約200の関節が存在します。
正常であれば、それぞれの関節には8方向に1ミリずれて復元する免震構造システムのような機能が備わっています。
わかりやすく現存する世界最古の木造建築である奈良の法隆寺の構造を例に説明します。
まず大切なことは法隆寺は理想的な地盤の土地を選んで建立されているという点です。
それは四神相応の地(東に清流がある,西に大きな道がある,南が開けていて、北に小高い山がある土地)です。
次に木でできた昔の電信柱のように、柱を地面に入れるのではなく礎石の上に立てているという点です。
これは地震や台風などのが多い日本だからこそ必要不可欠な技術なのです。
礎石の上に建てた柱は固定はしていません。
また礎石も割り栗石の上に建てら、れ地震の際に直接衝撃が伝わらないような工夫が凝らされているのです。
建築の技術は中国から伝わったものですが、当時の飛鳥の工人はただマネをしたのではなく独自の進化発展を創造したのです。
阪神淡路大震災級の地震の衝撃を何度も経験した法隆寺が現存していることは飛鳥の工人の技術力の高さを物語っています。
余談ですが東京スカイツリーは法隆寺の建築技術を参考に建てられているのです。
さて話を脊柱に戻します。
人間の体にある関節も自動運動の範囲を超えたたわみ運動や遊び運動が存在します。
この無駄なように見える動きが,実は関節の不具合を未然に防ぐ不可欠な要素(関節の弾力)なのです。
人間の体は動く柔らかさと支えるかたさが混在して初めて、健康な状態を保てるのです。
普通の人は人生が90年と想定すると、半分の45年を過ぎたあたりから手入れが必要になると考えます。
しかしながら1回でもねんざや骨折を経験したならば、全身の関節を調整することが必要になるのです。
自然に老いるのであれば手入れをしなくても30年は大丈夫でしょう。
しかしながら椎間板の老化は25歳から始まり30歳で無血管になることがわかっています。
したがって病気を未然に予防する高い意識をもって、症状が出る前にケアーすることがベストなのです。
そうすることで健康寿命を増やすことが大切なのです。
何事においても否定はしないが疑問を持つという姿勢が大切です。
流された情報をうのみにしないで自分の頭で常に考えることが重要なのです。
平均寿命が30歳であった頃は長生きしたとしてもせいぜい2倍の60歳だったのです。
したがって変形性関節炎になるまで生きていなかったのです。
平均寿命が33であった室町時代には正座ができない年齢まで生きることは稀でした。
ところが女性の平均寿命が86歳になった現代では、大半の方が変形性関節炎になり、正座ができなくなってしまう方も珍しくはないのです。
私が考案した関節ニュートラル整体のテクニックは両手を使って関節を調整するのが基本です。
脊椎椎間関節の調整は、例えると両方の指でつねるようなものです。
しかもその強さは乾燥したワカメを押しても壊れない程度の力なのです。
幼児の体の水分量は70パーセントです。
成人は60パーセント。
高齢者は50パーセントなのです。
際歳から高齢者とみるかは個人差がありますが、まさしく水気の抜けたワカメのようなものだと考えることが無難です。
65歳以上が26パーセントになった現代では、従来の手技療法では安全確実な対応は無理になることでしょう。
仙腸関節炎に対応することにおいても、従来の方法や概念ではとても十分とは言えないのです。
関節ニュートラル整体独自の考えとテクニックに触れればどなたでもわずか1日でなんとかできるレベルになれるのです。
それは初めて自転車に乗れるようになるようなものです。
これは脳科学でいう手続き記憶と言ってもっとも原始的な記憶なのです。
歩くことや、食べることのように一度覚えたら一生涯忘れることはないのです。
最新の脳科学の記憶のテクニックを応用して、難しいテクニックを最小の費用と努力で最短でマスターできる方法が確立されているから安心です。
やる気さえあれば、だれでも何歳からでも出来るのです。
多額の費用をかけて学校に入学しても自分自身に適性がない場合はリスクが多すぎます。
生涯をかけて勉強するべきかどうかは、まずやってみるしかないのです。