本日初めてで来院された患者さん(31歳女性)について皆様(患者さン、セラピストを目指す方)の参考になると思いブログを書いてみます。
この患者さんは19歳と29歳に2回手術を受けています。
今回は前回手術した箇所の上(L3、L4)に椎間板ヘルニアが出来てしまい左下肢痛を訴えて来院されました。
トラムセットという少し強めの消炎鎮痛剤を服用しています。
症状が再発してひと月でした。
FFDはマイナス35センチで両膝をやっと触れる程度です。
90パーセントの腰椎椎間板ヘルニアが間接を覆う膜の異常が原因です。
したがって、関節ニュートラル整体の技術を駆使し正確に全身の関節の弾力を検査して調整することで、椎間板ヘルニアそのものが改善しなくても症状は改善します。
この患者さんは体脂肪率が非常に高く、推定体重は少なくとも90キロ以上はありました(身長160センチ)。
正常である右下肢のSLR(膝をまっすぐにして下肢を上げるテスト)は85度。
痛みがある左下肢は45度でした。
本来は柔軟性はあるとご本人はいっておられました。
「私が即座に改善できることは関節被膜の弾力ですので全身を調整してみます」とご説明しました。
関節ニュートラル整体は全身にある206個の骨から構成される役200の関節の8方向の弾力を回復させるテクニックです。
手技療法とリハビリテーションの技術を駆使しながら全身の関節や筋肉を調整して終了しました。
結論を言うとほんの少しですが、この患者さんを回復に導けると言う感触を得ました。
しかしながら回復までの道のりは最短でも二か月です。
毎日の変化はまさにナメクジが張って進むようなスピードといえます。
二か月経過して、気が付いてみると痛みや可動域が最高レベルまで回復したとご本人が確信できるようになるのです。
そのあとで毎日するべき簡単なリハビリテーションの方法を指導しました。
自分でできる関節ニュートラル整体である腰痛肩こりケア体操は基本パターンだけで53種類あります。
人間が覚えられることは最大で7種類目でですので、ほとんどの患者さんに4種類だけにとどめるように指導しています。
この体操は即効性があるためにほとんどの患者さんが毎日継続できるようです。
必ず体操の前と後を比較することをお勧めしています。
このように比較、納得、購入のプロセスを踏むことで、下肢痛やしびれを伴う腰椎椎間板ヘルニアの95パーセントは改善できるのです。
人間の記憶は最大で1か月であることは最新の脳科学の研究で証明されています。
理想としては毎日ほんの少しでもいいので継続することが大切なのです。
記憶の大敵はストレスです。
しかしながら合計で1分でできる料理3種類の下ごしらえのような体操だけでも自分自身で効果を体得できるのです。
ほとんど患者さんが「今まで即効性がある体操は初めてです」という言葉が出ます。
ストレスに対抗できるように強化することで、ストレスがあっても耐えられるような、なんとも思わない体になれるのです。
関節ニュートラル整体の調整を受けて「こんなに軽い調整で効果があることが信じられない」という感想をいただきます。
まったく体に負担がかからない刺激量で最大の効果をあげられることが理想なのです。
先日も私の紹介で人工関節置換術の手術を受けた患者さんが、退院後1週間で来院されました。
立った状態で靴下をはく動作が劇的に改善されて驚嘆していました。
病院で受けるリハビリテーションは毎回痛いそうです。
しかしながら関節ニュートラル整体は一切痛みを与えるような手技もリハビリテーションも行いません。
そんな必要がどこにあるのでしょうか?
セラピストやトレーナーの皆様も、過去のテクニックや精神療法から脱却する時が来ていることを気づくべきです。
その先にさらなる成功と繁栄が待っているのです。