セラピストは常に疑問を持つ習慣を持つべきです。
痛みで苦しむ患者さんを前にして、何とか助けたいと思うのがセラピストの宿命です。
しかしながらその熱い気持ちを抑えて、施術を通して、関節が中から壊れたのか外から壊れたのかを常に考えることが大切ではないでしょうか。
全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。
健康な関節には8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能が備わっています。
この機能の保守点検システムが「関節ニュートラル整体」です。
ズレた骨を元に戻すのではなく、8方向にずらすことで関節被膜の弾力を最適化する技術なのです。
この方法は靭帯や腱、関節包、軟骨、皮膚及び皮下組織、神経、血管、椎間板などの関節被膜をリセットする運動療法です。
関節被膜を最適化する方法は関節の他動運動(独自の手技療法)とリハビリテーションの組み合わせから構成されています。
簡単に例えると、キャンプなどで必須のロープワークのようなものです。
一番簡単に使えてかつ凡庸性が高い結び方に「馬結び」という方法があります。
最短で結ぶことができて、かつほどくことができるのでお勧めです。
2本のロープを締めたり緩めたりすることで完成します。
私が必要に迫られて考案し完成した「関節ニュートラル整体」は昨年の頸椎の前から後ろの調整が完成されてほぼ完全形となった気がします。
脊椎の最上流部である頸椎の調整が完成したことは本当に多くの患者さんを助けることになりました。
30年ほど前に出版した「関節ニュートラル整体」の専門書と比較すると、格段に進化したものだと我ながら驚きます。
現在75歳の患者さんも30年前は45歳で現役でした。
さらに80歳の患者さんも50歳だったのです。
この方たちがやがて後期高齢者となることを30年前に考えてアジャストメントを進化発展させた技術を考案し30年の年月をかけて完成させたのです。
正直、完成までにまさかこんなに年月を要するとは考えられませんでした。
現在でも夢の中で自分の弟子を指導しているのです。
時々紙にメモして忘れないうちに伝えようとしています。
論理のカリスマと呼ばれる、出口汪先生の本を読み勉強して論理的に話して伝えようとは努力しています。
ところが感覚的になってしまい反省する毎日です。
このような経験から説明はたとえ話にとどめるようにしました。
ところが遠方からセミナーに参加してくださる先生を前にすると、何とか一日も早く一人前にしてやろうという思いが先走り、つい感覚的になってしまい反省しています。
先日も背中の調整BPTのテクニックで、椎弓根に母指内側の先端を当てる際の説明が伝わっていなかったことを知り唖然としました。
自分では包み隠さず伝えたつもりが起立筋の山を下りて椎弓根に当てると皆さんが思っていたことを知り愕然としました。
その反省から、簡単だと思われることもくどいように丁寧に説明することに決めました。
しかも同じ説明を徹底的に繰り返すことの大切さを痛感しました。
話はそれましたが、「関節ニュートラル整体」の検査システムの通りに関節を曲げてみると、曲がらない関節には一定のパターンがあることに気づきます。
それが下肢後面の筋肉の拘縮なのです。
これを放置すると関節が中から壊れることになるのです。
寝ている際に無意識に歯ぎしりを繰り返している方の歯が、定期的に検査を受けていないといつの間にかすり減ってしまう状態に似ている現象なのです。
この状態を解消するためには、症状が重症化する前に、下肢後面の拘縮を改善することが大切なのです。
私は4年前に下肢後面の筋肉の拘縮を最も効率的に改善できる健康器具を考案し特許を取得しました。
万難を排してこの機会を商品化し世の中に広めることが、「関節ニュートラル整体」の専門家の地位向上と回復可能でありながらできないでいる患者さんを助けることになるのは確実です。
今年の目標は、新しい本を出版することとこの健康器具の商品化です。
この器具を使えば、関節が外から壊れる(外傷)ことと関節が中から壊れるケースを大幅に減少することができるのです。
これからセラピストを目指す方やすでに開業してさらなる進化を目指したいと思われている熟練のセラピストの先生方はこの文章を読んでどう思われましたでしょうか。
「関節ニュートラル整体」にご興味を持たれた方はぜひこの機会にセミナーを体験してみてはいかがでしょうか?


