昨日東京水道橋で行った、関節ニュートラル整体普及協会認定セミナーは肩関節の座位の3点締めの調整がメインテーマでした。

この技術は書籍や動画では一切公開していません。

最新の技術を始めて学んだ先生も、10年以上セミナーに参加している先生も一日中真剣に練習していました。

肩関節複合体(肩甲上腕関節,肩甲胸郭関節,肩鎖関節,胸鎖関節)の調整は、あらゆる方向のの関節の弾力の検査と調整が必要です。

伏臥位,仰臥位,側臥位,の調整に加え最後の仕上げが座位での調整になります。

患者さんの症状に合わせて、重力方向を変化させて調整を行う事が大切です。

その理由は,肩関節の痛みがある患者さんは、患部を下にして横に寝ることができない方や、伏臥位になれない,仰臥位になれない方もいるのです。

そこで立位に近い座位での調整が必要になるのです。

PNF整体のリハビリテーションパターンを熟知していない方は、もう一度リハビリテーションを学ぶことをお勧めします。

その応用発展形が、関節を極めてのリハビリテーションなのです。

関節ニュートラル整体は手技療法とリハビリテーションの応用発展形です。

拘縮した関節を調整したり、支持性が低下した関節を調整する際には、先日行われた3点締めの特殊テクニックが不可欠です。

肩関節が屈曲できない場合は、伸展から屈曲ができないと考えましょう。

反対に伸展ができない場合は、屈曲から伸展ができないと考えます。

実際には不可能ですが肩を360度回すことを考えると、屈曲は伸展となり、伸展は屈曲となる事がわかります。

同様に外転と内転も回すことで外転は内転に、内転は外転に転換される事がわかります。

内旋や外旋も同様です。

6方向の運動を単純化すると3方向の回旋となるのです。

連動しての動きと,それぞれが独立しての動きを分解して考えることが必要です。

セラピストが関節を3点締めの技術を用いて極めない限り、特殊なリハビリテーションと関節の調整は不可能です。

関節の単独な動きと,連動する動きをそれぞれ正確に行うことがけがや痛み予防になるのです。

患者さんを教育することの重要性は、いくら言っても足りないくらい重要なことです。

自分で自分の体を予防改善する習慣を持つことが、結局のところ医療費の削減につながると信じています。

本当に日本の将来を思い、良心に従って行動するセラピストを育成することが還暦を過ぎた私の使命です。

他人さまのお役に立たないのでは、自分が生かされている意味はないのです。

あなたも代替えが利かない唯一の存在になりませんか?

関節ニュートラ整体を学ぶことでそれが実現するのです。