やる気さえあればどなたでも、年齢性別に関係なく一流のセラピストになることはできます!
例えばあなたが自転車に乗れるようになったことを思いだしてみてください。
やる気に満ちている状態で自転車に乗り始めると何度失敗してもめげることなく試行錯誤したはずです。
その時にいくら努力してもできるようにならないかもしれないと考えることはありません。
しかしながら何とか自転車に乗れるようになるまでが、1年も2年もかかったとしたらどうでしょうか?
私が考案した関節ニュートラル整体は関節の操作の数が比較的少ないMT法と呼ぶテクニックがあります。
MT法をマスターするのは3か月もあれば十分です。
一日は24時間。
一年は8760時間。
仕事をしている時間はどんなに長くても2000時間。
仕事以外の時間が大切なことは言うまでもありません。
大切なことは集中すること。
本を読むことで初めて集中力が身につくのです。
長い人類の歴史で、我々の脳は白い紙に書かれた黒い文字を読む事で集中力が身につくようにできているのです。
ジャパンライムから出されている動画をじっくりと見て、実技の講義を受けることでやる気があればどなたでもマスターすることができます。
MT法を料理に例えると安価で毎日でも食べられる定食のようなものです。
もう一つが料理に例えるとフレンチやイタリアンの高級料理店のフルコースのようなものです。
あなたが目指しているのはどの段階でしょうか?
今までセミナーにご参加いただいたセラピストのレベルはざっくり言うと大衆食堂の定食屋さんのレベルといえます。
町の皆様を幸せにできる、超一流の定食屋さんでもいいのです。
全員が高級料理の一流シェフを目指す必要はないのです。
私自身勘違いしてきました。
私は30年前に関節ニュートラル整体を開発しました。
努力すればすべてのセラピストが同じレベルになれると勘違いしていました。
大切なことはそれぞれのレベルで一流になればよいのだという事をいまさらながら気づかされたのです。
スピードやパワーが全くと言っていいほど必要ない関節ニュートラル整体のテクニック。
それだからこそ誰でも超一流になれると思いました。
ところが現実には川を下った鮭が何年もかけて再び元の川に戻って子孫を残すようなものだという事がわかりました。
大切なことは日常生活に十分なレベルの技術を身に着けることなのではないか?
町の超一流の定食屋でいいのです。
知知識や技術をあまりに詰め込みすぎて十分に消化できないよりも、簡単なことを確実に身に着けさせるべきなのです。
20年近くのベテランの協会員を指導してみてつくづく感じた次第です。
基本練習は毎回行うようにすべきだと痛感しました。
基本があっての応用。
基本テクニックだけでも十分に一流のレベルなのです。
現在北米でアイスホッケーのプロとして2年間活動し、前十字靭帯の断裂を経験し、日本で手術を受けた後に競輪選手に転向した患者さんを診ています。
この方は競輪を初めて3年以内にプロテストに合格しています。
先日は柔道で世界2位に何度もなっている患者さんのケアーとトレーニング指導を行いました。
私が始動するトレーニングの内容や腰痛肩こりケア体操がどのようなものであるかを見れたとしても自分自身が定期的にトレーニングを継続している方でなければ、神髄をわかることすらできないことでしょう。
30歳までのトレーニング。
30歳から60歳までのトレーニング。
60歳から90歳までのトレーニングは全く違います。
若くてしかも薬物を使用している人間の情報を受けてもナチュラルな人間にはほとんど役に立たないのです。
ミオスタチン関連筋肉肥大をご存じでしょうか?
遺伝的にめぐまれて1パーセントしかいない人間に効果がある方法を試してみても無駄な時間を過ごすだけでしょう。
トップアスリートになる方は、すべてにおいて異常な人間なのです。
しかしながら遺伝的に恵まれていないとしても、長い年月の上で逆転現象は起きるのです。
私がほとんどの治療家に期待することは、何とか自転車に乗れて遠くまで出かけられるようになるレベルです。
そしてその状態をできるだけ長く維持することです。
私は自由診療の世界で生活して46年になります。
すべての事業は5年以内に80パーセントが廃業します。
5年生き残れた残りの20パーセントの80パーセントは10年以内に廃業します。
言い換えると10年事業を継続できる人間はなんと4パーセントという厳格な現実があるのです。
私が会長を務める関節ニュートラル整体普及協会認定セミナーは30年以上継続している会員を筆頭に10年を超える稀なセラピストが集まる団体です。
これからはまず多くの人が達成できる段階(MT法)を筆頭にしてすそ野を広げ、願わくば超一流のレベルの会員を60名育成したいと考えています。