人体には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

正常であれば、それぞれの関節に8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能が備わっています。

この機能の保守点検が関節ニュートラル整体です。

私が関節ニュートラル整体を考案してから26年たちました。

したがってその当時見ていた患者さんが26歳年齢を重ねたという事です。

したがって経年劣化に対する適切な対応が必要不可欠でした。

これから重要な事を話す前に少し日本の歴史を振り返ってみましょう。

江戸時代の日本の人口は約1500万人。

明治時代の人口は約4000万人。

大正時代の人口は約6000万人。

第2次世界大戦が終わった昭和20年(1945年)の人口は約7000万人。

そこから約6000万人増えて約1億3000万人になりました。

増えた人口の大半は第2次産業や第3次産業に関係する人間です。

江戸時代の平均寿命は約30歳。

明治時代は約40歳。

昭和22年に日本の歴史で初めて50歳になりました(女性は53歳)。

国民皆保険になった昭和36年の平均寿命は65歳。

それが現在では男女ともに80歳を超えたことは周知の事実です。

江戸時代と比較すると、3倍の90歳まで生きる人間も珍しくはないのです。

指の第一関節が変形する、へバーデン結節という病気をご存じでしょうか?

この病気が命名されたのは1802年、日本では江戸時代です。

へバーデン結節の患者さんは女性に多いような気がしますが実は男女ともに約30パーセントで有意な差はありません。

しかしながら痛みを訴える方は女性が男性の10倍なのです。

この病気に対して関節の変形は改善しないまでも、もやもや血管由来の痛みを改善する技術を開発した奥野先生に敬意を表明します。

背骨の関節を覆う膜は次の6種類に大別できます。

1、皮膚及び皮下組織

2、筋膜

3、筋肉

4、神経、血管

5、軟骨、椎間板

6、靭帯

これらの関節被膜の不具合を調整する技術が関節ニュートラル整体なのです。

検査と調整と調整が表裏一体となった関節ニュートラル整体。

残念ながらこれから約100年間で明治時代の人口(4000万人)に落ち込むことは確実です。

少子高齢化問題を解決する天才が出現することを願うばかりです。

これからの時代を生き抜くために役立つ技術を一日も早く身に着け、しっかりと体を管理し生涯現役でお互い頑張りましょう。

例ええどんなに厳しい未来が来ようとも、したたかに生き抜く気構えが大切です。

団塊の世代(800万人)が衰えたときが大きなビジネスチャンスでもあるのです。

まさにピンチがチャンスだと前向きに考えましょう!