セラピストにとって、これからの時代を生き抜くために必要な技術は最先端の運動療法をマスターすることです。
運動療法がこれから確実に起きる超高齢化社会に適応するために必要不可欠なテクニックであることは疑う余地がありません。
世界史や日本史を学ぶとわかることですが、これまで人間の平均寿命はわずか30才でした。
日本人男性の平均寿命が50才に到達したのは、第二次世界大戦が終わって2年後の1947年です。
ちなみに江戸時代や室町時代の平均寿命は33でした。
長生きしたとしても65歳程度でした。
ところが現在では男性の平均寿命は80才,女性は87才となりました。
これを家にたとえて考えてみましょう。
日本人が家を建て替えるのは平均すると約35年。
アメリカは約55年。
ヨーロッパでは75年。
もしかすると、一般庶民のこのような意識は神道の遷宮(伊勢神宮は20年,出雲大社は60年で建て替えています)の影響によるもんかもしれませんが、、、?
1945年までは、若い元気なうちに感染症で死亡する方が大多数だったのです。
終戦後、吉田茂が先頭に立ってアメリカの援助を取り付けたために、日本人の栄養事情が急速に改善し寿命が延びたことは疑う余地がありません。
飼い猫や飼い犬の平均寿命がそれまでの3倍近くになったのは明らかに栄養が改善されたためです。
これからの時代は、運動、栄養、精神の3本の柱が充実してはじめて長寿が全うできるのです。
運動療法は、他動運動(手技療法)と自動運動(リハビリテーション)の両輪で構成されてはじめて効果的に機能します。
全身には約206個の骨から構成される約200の関節が存在します。
正常であれば、それぞれの関節に1ミリずれて復元する免震構造システムのような機能があります。
これは巨大地震の衝撃を10分の一以下に緩衝する免震構造システムに勝るとも劣らない素晴らしい機能です。
それは、捻挫や骨折,脱臼を防ぐ素晴らしい機能なのです。
この機能を関節の遊び(ジョイントプレイ)といいます。
私が開発した関節ニュートラル整体はこの機能の点検と整備を兼ね備えたケアーシステムです。
それは関節と筋肉の自動運動と他動運動を正常に機能するケアシステムなのです。
患者さんが生涯快適に仕事や生活ができるようにサポートする事が目的です。
関節ニュートラル整体は手技療法,リハビリテーション、筋力トレーニングの3本の柱から構成されています。
幼時から高齢者に至るまで無理のないケアーシステムをご一緒にに学びましょう!