関節ニュートラル整体は、手技療法とリハビリテーションの応用発展形です。
手技療法はミクロの運動とすると、リハビリテーションはマクロの運動と定義できます。
人体には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。
健康であれば、それぞれの関節に8方向に1ミリずれて復元する免震構造のような機能が備わっているのです。
巨大地震の衝撃を10分の1以下に緩衝することができる、免震構造システムのような機能が備わっていることは、ほとんど知られていません。
耐震構造のマンションは頑丈ではあるけども内側に衝撃が起きて,家財や食器類など固定されていないものは壊れてしまいます。
それとは対照的に免震構造システムを備えたマンションでは食器一つ割れなかったそうです。
東日本大震災で、同じ形状の超高層マンションでありながら、免震構造システムと耐震構造システムの同じ18階にお住いの患者さんから同様な体験をお聞きしました。
曲がって元に戻る,いわばばねのような機能が関節に備わっている事実をだれが想像できるでしょうか?
慢性痛が回復しないのは、関節を覆う膜(皮膚,筋膜、筋肉、神経、血管,靭帯、軟骨など)の弾力の異常が原因です。
したがって、症状のある関節はもちろん、全身の関節の弾力に検査と調整が必要不可欠なのです。
関節ニュートラル整体は全身の関節の検査と調整が一体となったケアシステムです。
私はこのシステムを考案しただけではなく、マスターするためのドリルも考案しました。
もし3か月間集中して練習することができれば、やる気さえあればどなたでもマスターできるのです。
現在の日本においては「比較,納得,購入」の手順を踏んで商品を購入することができます。
手技療法やリハビリテーションのテクニックも同様の手順で、費用を比較し、効果や安全性、確実性を納得し,お金を支払うべきではないでしょうか?
成功は、才能,熱意、志の掛け算で決まります。
少しぐらい回り道をしたり、時間がかかったとしても、超一流になれば全く問題にはなりません。
この技術は、大量生産はできません。
したがって大手が独占することは不可能です。
技術が身についてからも、高いレベルを維持するためには、ひと月に一度は技術練習を中心としたセミナーに参加するべきです。
そのことを身に染みて知っているからこそ、開業して成功してからもセミナーに参加している先生が大半なのです。
それだからこそ成功しているのかもしれません。
手技療法とリハビリテーションの応用発展形である関節ニュートラル整体をマスターすることは、同時にあらゆるジャンルの技術も学ぶことができるのです。