誰でも知ってる健康体操といえばラジオ体操。
今回はラジオ体操についてについて書いてみます。
ラジオ体操が製作されたのは今から90年前の1928年です。
したがってその当時の平均寿命は50歳以下であったことは確実です。
日本人の男性の平均寿命が50歳を超えたのは今から71年前の1947年(昭和22年)でした。
日本人男性の平均寿命が初めて65歳に到達したのは,14年後の昭和36年(1961年)です。
この年から国民年金と国民健康保険が開始され先進国で初めての国民皆保険がスタートしたのです。
それから58年後の現在(2019年】75歳以上の年齢が当時の10倍の8人に一人になりました。
開始時に7パーセントであった65歳以上の人口は、なんと28パーセントになってしまったのです。
言い換えると、第二次世界大戦後の平均寿命の急速な伸びを予想できた人はいなかったという結果なのです。
1961年の国民年金の受給開始は60歳でした。
当時の男性の平均寿命は65歳であったために、一人の受給者を11人の生産労働者で5年間見ることで大丈夫だという楽観的な予想が立てられました。
ところが2019年の現代では一人の受給者を3人で15年以上見る構造に変化してしまったのです。
このように歴史を考えると、なんとなく日本の未来が見えてきます。
しかしながら決して悲観的な要素だけではないのです。
これからは政治と技術が融合した(ポリテック】という考えが世界のスタンダードになると予想されます。
詳しくは落合陽一氏の「日本進化論」のご一読をお勧めします。
話を元に戻します。
万人向きと考えられてきた健康体操であるラジオ体操。
このように人口の比率が大きく変化してしまった現代社会に適応させるためにはひと工夫が必要なのです。
参考になるのはプロ野球選手が肩を作る際の考えです。
筋肉を作り上げるためには筋肉や血管などの軟部組織は3か月で入れ替わっていると言う事実を知ることです。
ちなみに骨は2年で入れ替わります。
したがって,最初のひと月はピッチャーズマウンドまでの距離でのキャッチボール(22メーター】に抑えるのです。
ふたつき目は、内野手までの距離のキャッチボールに抑えます。
3か月目にはいって初めて外野手まで届く遠投ができる状態に肩を作るのです。
もちろん個人差はありますが、わかりやすくイメージしていただくためにこのように例えました。
例外的にに選手寿命が50歳までの人間もいますが、選手の契約期間は5年以内と言う厳しい現実が在るのです。
この考えをラジオ体操に当てはめると、浅く、真ん中,深くと言う具合に動く範囲をだんだんと広くするということで無理なくその効果を引き出せるようになるのです。
小中学生や30代の若い親ならまだ氏も、45歳以上の方はこのような配慮が賢明なのです。
私が考案した手技療法とリハビリテーションの応用発展形である関節ニュートラル整体はこのような考えでマクロとミクロの調整をしているので安全確実なのです。
特に手技療法の運動範囲は最大で0.45ミリの官製はがきの厚み程度なのです。
したがって検査より調整が痛くないという程度の刺激量なのです。
また複雑で多種にあるように見えても、体重移動で考えると、ラジオ体操のように、曲げやすい左下肢の体重移動をしてから曲げにくい右下肢に体重い移動をするだけなのです。
私が開催している東京の整体セミナーは、あくまでも自分で考えることができる,応用力のあるセラピストを育成しています。
この技術が再現性があり安全性が高いことは、東京本部で施術を受けたりセミナーを受講することで確認できます。
もちろん自分自身に適性があるかどうかは、実際にセミナーに参加して大勢の熟練したセラピストとともに実技を練習してみなくてはわかりません。
公開セミナーは実はレベルの段階が低いほど大変なのです。
その理由は、全く水泳ができない人がまず4種目の一の一つでも25メートル泳げるまでの大変さとおなじです。
もう一度言います。
関節ニュートラル整体の原理原則をマスター出来れば、あなたも地域で1番になれます!