関節ニュートラル整体のテクニックは独自の手技療法とリハビリテーションから構成されています。
関節ニュートラル整体のベースは3本の柱から構成されています。 それは、
1、カイロプラクティックの最も効果があるテクニックである、モーションパルペーション&マニュピュレーション(動的触診法と手技療法)。
2、理学療法の技術の集大成といえるPNF (固有受容性神経筋促通手技)。
3、体のゆがみを整えることを目的とした、筋力トレーニングです。
技術をマスターするうえで最も重要なことは、縦横思考を身に着けることです。
縦の思考とは文字にあらわされた5千年の歴史(世界史と日本史)を学ぶことです。
現代の状態だけではなく、昔はどうであったという事実を学ぶことで、これからの未来が予想できるのです。
また他の国ではどのような状態であるかという地理を学ぶことで正しい判断が身につくのです。
そして常に数字,ファクト,ロジックで考える習慣を持つことが大切です。
セラピストにとって最も大切なことは,自分の頭で考え、自分の言葉で話し、自分の意見を言うという事です。
私が敬愛する,池上彰氏や佐藤勝氏、出口治明氏の様に1万冊以上の本を読むことは到底できません。
しかしながら,無教養な私でも、40年という長い臨床経験に裏打ちされた独自の技術である関節ニュートラル整体を考案しました。
それは、先人の培った基本を学びなおし、困難から逃げないで自分の頭で考えに考えた結果なのです。
私の修業時代はカイロプラクティックの本もほんのわずかしかありませんでした。
それは、今で大切にも所有している、カイロプラクティックの理論、応用、実技(科学新聞社刊)という本です。
また私が学んだ長生学園の教科書である、長生医学という貴重な本もありました。
あれから40年経過した現在では、セラピストを目指す人間は、本や動画などあふれるような情報の洪水の中にいます。
私が治療家を志すきっかけとなったのは、長生療術をマスターした先生に勧めてていただいたことがきっかけでした。
ところがその先生は、浪越徳次郎氏の創設した日本指圧学校の卒業生だったのです。
その先生が修行したのが叔父の経営する長生療術の治療院だったのでした。
長生療術は浄土真宗の長生派を起こした柴田純宏という僧侶が創始した技術です。
もちろん私はお会いしたことはありませんが、柴田先生が残した本や学校での技術指導を受けてもあまり納得はできませんでした。
しかしながら業界ではあまり認められていませんでしたが、藤木先生という名人の治療を受け、一日に100名を優に超える患者さんをアジャストしている事実に驚かされたものでした。
効果は確実にあるが、完治しない自分の体を通じて,脊椎矯正の技術を極めることが自分の体を回復させることになると考えセラピストを目指すことになったのでした。
触診ができなければいくら勉強しても何の役にも立たないと考えひたすら患者さんを治療しました。
修業期間は合計で6年間でした。
3年たったころから、ひと月に2百名の患者さんのアジャストをするまでになっていました。
6年間のインターン生活を終えて茨城県牛久市で開業して35年目になります。
実際に自分で開業してみると、様々なケースや特殊な症例の患者さんに驚かされる毎日でした。
その中でアジャストメントの研究を重ねついに関節ニュートラル整体を考案したのでした。
手技療法とリハビリテーションと筋力トレーニングの進化発展形である関節ニュートラル整体。
セラピストを目指す方が最小の努力で最大の効果を得られるテクニックだと確信しています。
関節ニュートラル整体をマスターしたセラピストを一人でも多く育てたいという事が私の願いです。
それが還暦を過ぎた私ができる世間の方々へのご恩返しだと信じています。
関節ニュートラル整体を専門に学ぶ寺子屋を作るのが私の夢です。
これからの人生のすべてをかけて、良心的な上質な人間を一人でも多く育成する決心です。