昨日は,肩関節複合体(肩関節,肩鎖関節,胸鎖関節)を含めた肩甲間部の関節ニュートラル整体のセミナーレベル3でした。
講義のテーマは,側臥位での肩甲間部の痛みの調整でした。
側臥位での肋横突関節,肋椎関節の調整のコツは支点となる椎弓根を2回押すことです。
直接動かす肋骨の操作は誰でもできるのですが、脊椎のコントロールが難しいのです。
そのためには、固くなった瓶のふたを開ける際に使用する滑り止めグッズのように、皮膚をコントロールする技術が必要になります。
最大で0・45ミリの範囲での運動を調整する技術が関節ニュートラル整体です。
したがって運動が起きている関節の動きを拡大するためには、体全体を使用することが必要です。
2名の先生の個人指導をしながら,もう一人の先生の間接的指導もしました。
痛みやしびれで苦しむ患者さんの笑顔をみるために,私がどれほどの努力を継続しているかがわかっていただけたでしょうか?
「細部に神が宿る」という言葉があります。
人様に喜びを与えるためには見えないところに徹底的にこだわって努力することが必要です。
どんなに大変でも、全身の関節の弾力を調整しないのでは関節ニュートラル整体ではないのです。
関節ニュートラル整体は、手技療法とリハビリテーションの応用発展形といえます。
したがって基本となるPNF (固有受容性神経筋促通手技)と、カイロプラクティックのモーションパルペション&マニュピュレーション(動的触診法と手技療法)はすべてマスターしていることは必須条件です。
午後からは緩和操作と全身の調整を兼ねて関節ニュートラル整体独自の技術を練習しました。
四肢の関節の調整を通じて,脊椎の調整を詳説しました。
私は長い年月を費やして、関節ニュートラル整体普及協会の会員の技術レベルを向上させてきました。
今ではあらゆるケースにスムースに対応できるレベルのセラピストに育った会員が20名を超えました。
5月16日,17日、18日の3日間東日本レスリング学生選手権大会に日本大学ヘッドトレーナーとして数名の弟子とともに選手の調整をしました。
TOKYO腰痛肩コリケアセンター院長で直弟子の仮屋先生をはじめ,YOKOHAMA 腰痛肩こりケアセンター院長の大川先生,協会副会長の新潟の村山先生,松戸腰痛肩こりケアセンター院長の田村先生,協会員の湯地先生,佐藤先生,f先生,小林先生試合前からのご協力ありがとうございました。
みんなの働きぶりを見て本当に技術レベルが向上したのをうれしく思いました。
それと同時にさらに向上を促す問題点も浮き彫りになりました。
昨日のレベル3の内容は、わかりやすい説明を心がけているのですが、いつものように話が飛んでいるような気がしました。