関節ニュートラル整体のベースは大別すると3種類から構成されます。
1、カイロプラクティックの最も効果的なテクニックであるモーションパルペーション&&マニュピュレーション(動的触診法と手技療法)。
2、PNF(固有受容性神経筋促通手技)。
3、体のゆがみを整えることを目的とした筋力トレーニング。
以上です。
あくまでも関節の痛みの予防改善(関節被膜の調整)が目的です。
米国では、カイロプラクティック,鍼灸療法,ホメオパシー,ハーブ療法,などに代表されるいわゆる代替医療の売り上げは正規の医療を上回っています。
その大きな理由は、日本のような国民皆保険制度がないからなのです。
アメリカでカイロプラクティックを受けたことがある方はわかると思いますが、日本と比較するととても高いのです。
もちろん医学部と同じ6年生の大学を卒業して州の開業試験に合格しているのですから費用が高いのは当然と言えるかもしれません。
ちなみにアメリカの大学生は平均すると400冊以上本を読まなくては卒業できない制度になっています。
それに対し日本の大学生はなんと100冊程度。
単純に考えるとどちらが優れているかは歴然としていますね。
私が主催するセミナーではセラピストが必要な本を毎回紹介しています。
世界史,日本史に関連した本を最低でも7冊。
脳科学の本を最低でも7冊。
論理力を身に着ける本を7冊。
D,カーネギーの「道は開ける」「人を動かす」「心を動かす話し方」などの自己啓発の本を7冊。
一方で論理的に考え,論理的に話し、論理的に文章を書く、などの技術を勉強することを進めながら,人間は論理では動かないというカーネギーの本を読むことは実はとても勉強になるのです。
この様にセラピストの教養を高めるうえで必要と思われる本を常に勧めています。
まさに自分の頭で考え、自分の言葉で話し、自分の意見を言うことができるセラピストになるように導きたいのです。
最近では半藤先生の,「幕末史」「昭和史」などを推薦しています。
昭和史の前編の終わりに、日本人が気をつけねばならない5か条のポイントが書かれていますが、まさに常に気を付けるべきポイントです。
前回のセミナーの前説は半藤先生の幕末史と昭和史でした。
すべてのセラピストがビジネス書を読むよりも歴史の勉強をしたほうが役に立つと本当に実感できるはずです。
閑話休題。
先月は「代替医療のトリック、2400円」が9年ぐらい前に文庫本になり「代替医療解剖,840円」になりましたので一読することを勧めました。
今月のレベル3に参加した方は,数年ぶりに参加した1名を除き、全員が読破したとのことで安心しました。
私が推薦する本をすぐに読まない事と呼んだあとを比較すると怖いと思わない人はよほどの人物かそうでないかでしょう。
それと同時に,限りある時間の中で「何をしないか」「何を読まないか」を決めることも大切です。
基本的に,その時の自分が面白いと感じるか否かでいいと思います。
先日テレビで見たことです。
そこで、40代で167センチの小柄なピッチャー「100勝以上の勝ち星」が、「若い選手であっても少しでも学ぶとことがあれば取り入れている」というコメントを聞きました。
これまで生き残れたのは絶えず変化することを恐れなかったからだと言ってました。
その選手は体格にも恵まれず、速球のスピードも130キロ台だそうです。
そのような不利な条件の中で,しかも常に相手に研究されている世界で生き抜くためには絶えず変化することが必要だったのです。
このことは自由診療で生きている我々セラピストの参考になるはずです。
常に自分で考え,時代に合わせて進化発展しなければ明日はないのです。
私はセミナーを通じて関節ニュートラル整体の手技とリハビリテーションと筋力トレーニングを進化発展させていることを教えています。
まもなく62歳になる私が努力をやめないのは,進化しなければ生きていけないというのを身に染みているからに他なりません。
この様に私が主催する関節ニュートラル整体のセミナーでは,常に自分で考えることができすセラピストを育成しているのです。