私の臨床経験は今年で47年になります。

自由診療で47年間継続しているセラピストの話は皆様のお役に立てる部分をあると思われますので書いてみます。

はじめにお断りしておきますが開業して11年間はインフレの時代でしたが、この30年間はデフレの時代です。

したがってこの時代に合った経営をしないととんでもない目に合うという事です。

お恥ずかしい話、私自身三橋TVと三橋先生の著作をほぼ全部読んで知識を得たのはコロナ下のことです。

もっと若いうちに読書を通じて知識を得ていれば、無謀な挑戦で失敗することが大幅に軽減されていたかもしれません。

歴史を見ると日本は40年サイクルで浮き沈みがある国であることがわかります。

1905年の日露戦争勝利から40年後の1945年に第二次世界大戦敗戦になりました。

そこから40年で世界第二位の経済大国になったのが1985年。

そのあとにバブル崩壊を経験しました。

そこに緊縮財政という誤った政策が加わったためにデフレの時代が起きたのです。

そしてその終わりが2025年なのです。

このように40年サイクルでのぼったり沈んだりすることを繰り返しているのが我が国日本なのです。

これから英明な指導者の出現により日本経済のの復活を願うばかりです。

このような時代背景をを頭の片隅に入れておいてください。

はじめにカイロプラクティックが誕生したのは1895年。

明治時代の始まりが1868年ですので、まさにその時代の終わりころですね。

カイロプラクティックが日本に伝わったのが大正時代。

私は日本カイロプラクティック総連盟の3代目会長の竹谷内先生の弟子である山本先生の弟子です。

したがって竹谷内先生の直系の弟子という事になります。

私の6年間のインターン時代は、カイロプラクティックの最も優れた技術であるモーションパルペーション&マニュピュレーション(動的触診法と手技療法)の技術を徹底的に学び実践していました。

そのような経験を通じて疑問に思ったことが、可動性亢進症関節(大半が外傷や過剰な使用が原因です)に対するアプローチが十分でないという事です。

私自身、3歳の時に遭遇した交通事故による頭がい骨骨折と16歳時の柔道の乱取りによる頸椎と腰椎の圧迫骨折をはじめ合計で5か所の骨折を経験しました。

私が関節ニュートラル整体を考案したきっかけは、まさに自分が経験した外傷による後遺症を自分で克服する必要に迫られたことによるものです。

そのころは現在のように情報量が少なく本当に苦労しました。

具体的に言うと、例えばあなたが顔面神経麻痺になったとします。

現在では顔面神経麻痺は、ベル麻痺(単純性ヘルペスが原因)とハント症候群(帯状疱疹ウイルスが原因)に大別され、それぞれ何の治療をしなくとも60パーセントと45パーセントが自然治癒することが知られています。

一方で適切な治癒をしないと重症化する症例もあるので、一刻も早く耳鼻科専門医を受診することがベストな選択であることがわかります。

このような情報はインターネットを通じて簡単に入手することができるのです。

前述したとおり顔面神経麻痺も自然治癒するケースもあります。

そこで施術をして治ったと勘違いすることになるのです。

このような理由で、代替医療解剖(新潮文庫)を読まれたことのないセラピストはぜひご一読される事をお勧めします。

誤解を恐れずに要約すると次のようになります。

残念ながら、代替医療ではすでに病気になった人を救うことはできません。

代替医療は病気の症状を改善する効果はあるが、その効果はプラセボ効果であるというものです。

そしてプラセボ効果が出るのは条件付けと期待値が高まったときであると書いています。

したがって、病気の方はまずその病気の専門家がいる病院で診断を受けるべきであるという結論が導かれています。

そのうえで現代医学がご自身の病気に効果がないという結論が導かれたとするならばそこで初めて代替医療を試してみるべきでしょう。

そこで問題になるのは費用対効果です。

代替医療解剖の著者のお一人は、ホメオパシー医学の分野で世界で初めて大学院の教授になった方です。

その方がホメオパシーは病気の改善に明確な効果はないと明言しているのです。

私を含めて大多数の人間はこの1万年間脳は進化していません。

例えば人間を殺す動物について考えてみます。

第一位は蚊で72万5千人。

第二位は人間で47万5千人。

第三位は蛇で5万人。

第4位は犬で2万5千人といった具合です。

ちなみに第10位はワニで千人です。

お気づきのようにライオンやサメやクマに殺されるケースは極めてまれなのです。

このように数字で考えると不安がなくなるのです。

また人口100万人当たりの国会議員の数を比較したデータを見てみると「我が国は国会議員の数が多いというのは間違いだという事がわかります。

第1位 連合王国 22・5人

第2位フランス 14人

第168位日本 5・6人

ただし議員報酬は先進国の平均の2倍近くですので勘違いをしてしまうのかもしれません。

私は関節ニュートラル整体を学び続ける協会員の先生方には「自分の頭で考える」応用力のあるセラピストを目指すように指導しています。

今年で67歳である私に残された時間は限りがあります。

このような理由で、無駄なことはしないという事を決めています。

現在では、ユーチューブ動画と本を活用して、セラピストが改善することができない症例を学ぶことができます。

何事もうまい話はありません。

発明者と息子にしかできないといった技術であれば考えるまでもなく嘘です。

皆様が私が経験した過ちを繰り返さないことを祈るばかりです。