腰痛、背中の痛み、首の痛み、四肢の関節の痛み(股関節、膝関節、足関節、肩関節、ひじ関節、手関節など)を根本改善できるセラピストを目指すなら、関節の弾力の検査と調整法を学ぶことが大切です。

私が考案した関節ニュートラル整体における、関節の弾力の検査と調整の基本がどのようなものであるかを書いてみます。

人体には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

正常な状態の関節には8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能があります。

この機能の保守点検システムが関節ニュートラル整体です。

この技術をマスターしたセラピストは、最短で20分以内で全身の関節の弾力の検査と調整に加え全身のリハビリテーションを完了することができます。

初心者のセラピストは、最初のうちはは健常者で訓練を繰り返し、次に慢性痛の患者さんの対応を繰り返すことが上達の近道です。

この経験を積み重ねることで、やがて急性痛の患者さんにも十分に対応できるようになるのです。

何とか全身の関節の弾力の検査と調整ができるようになったセラピストは、熟練者の3倍の時間がかかるものです。

しかしながら患者さんはセラピストが熟練者かそうでないかは全くわかりません。

IT社会の現代は、「比較、納得、購入」が格段に容易になりました。

ところが関節ニュートラル整体をマスターしたセラピストはあまりにも少数であるために比較されることはほとんどないのです。

さらに言うと、患者さんの立場からすれば、たとえ時間がかかったとしても丁寧で安全確実な技術を提供してくれるセラピストがいいのは言うまでもありませんね。

肝心なの事は、いたずらに時間を短縮することを目指してはいけないというルールを守ることです。

閑話休題。

これまでの人類の進化をエネルギー問題の視点でとらえてみます。

長い年月人類は木材がエネルギー資源でした。

それが石炭に変わり300年間ほど続きました。

やがてもっとエネルギー効率の良い石油に変わったのがおよそ100年。

現代はITの時代になりました。

これからはAIの時代です。

4年後には考えられない世の中になると予測されていますが、おそらく早まることでしょう。

そのような時代が到来したとしても、手技療法とリハビリテーションの進化発展形である「関節ニュートラル整体」はますます需要が高まることでしょう。

どう考えてもどう考えても人間がかかわる仕事は、AIが代行することには制限があるのです。

したがって大切なことは、唯一無二の技術を正確にマスターすることです。

関節ニュートラル整体は次の3種類の技術の進化発展形です。

1、カイロプラクティックの最も優れた技術である、モーションパルペーション&マニュピュレーション(動的触診法と手技療法)

2、理学療法の集大成であるPNF(固有受容性神経筋促通手技)

3、体のゆがみの改善予防を目的とした筋力トレーニング

私は体のゆがみを整え、筋出力を維持向上させる事を目的とした3、のトレーニングを計画的に行っています。

私は昨年の9月に下肢帯の筋肉の好守を改善する事を目的とした画期的な健康器具の特許を取得しました。

私自身は2年ほど前からデモ機を製作し、多くの患者さんにその効果をテストしてまいりました。

また健康器具を用いなくても毎日行える4種類の運動療法を指導してきましたが、その効果は絶大です。

何とか機会を作って関節ニュートラル整体の総合力を公開するセミナーを実現したいと考えています。

重要な事なので再度繰り返します。

セラピストにとって関節ニュートラル整体の検査法と調整法をマスターすることは何にもまして大切なスキルです。

施術前の関節可動域と施術後の関節可動域を比較して初めて、関節の痛みで苦しむ患者さんを回復に導くことができるセラピストになれるのです。