これからの時代を生き抜くセラピストに必要な技術について書いてみます。

老人から子供まで通用する技術をマスターすることがこれからの超高齢化社会に必要不可決です。

どんな技術でも、それを扱う人間が未熟なため、開発された当初はあまり差はありません。

ところが時間が経過するとうまい下手が明確化していくのです。

私が考案した関節ニュートラル整体は手技療法とリハビリテーションの応用発展形です。

この技術を駆使して関節の痛みが重症化することを未然に防ぐことがこれからのセラピストにとって大切なことです。

虫歯になってから歯を磨いても遅いのです。

「俺が直してやる」といった思い上がりが通用したのは65歳以上の高齢者がいなかった時代の考えです。

私が考案した関節ニュートラル整体は、次の3本の柱から構成されています。

1、カイロプラクティックの最も優れたテクニックといえる、モーションパルペーション&マニュ  

  ピュレーション。

2、理学療法のテクニックの集大成といえるPNF(固有受容性神経筋促通手技)。

 

3、体のゆがみの改善を目的とした筋力トレーニング。

これらの技術の応用発展形が関節ニュートラル整体です。

人体には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

健康で痛みのない体は8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能があります。

この機能の保守点検システムが関節ニュートラル整体なのです。

関節の運動は次の3段階です。

1、自動運動

2、たわみ運動

3、遊び運動

言い換えると自分で動く範囲に痛みや運動制限があるか?

自分で動く範囲を超えた運動範囲(たわみ運動や遊び運動)に問題があるか?

全身にある200個の関節の8方向の弾力を調べることの大切さは言うまでもありません。

しかしながら従来の方法では気の遠くなるような時間がかかってしまいます。

関節ニュートラル整体のテクニックをマスターしたセラピストであれば、30分以内に関節の調整とリハビリテーションを終了できるのです。

カイロプラクティックが誕生したのは1894年。

PNFが誕生したのは1940年代。

その時代は65歳以上の高齢者はほとんどいなかった時代です。

ところが超高齢化社会の日本では65歳以上が28パーセントにもなったのです。

阪神淡路大震災が起こるまで何と36年間も千人以上の災害死はありませんでした。

残念ながらそれを機に千人以上の災害死が起きる時期となったのは明白です。

世界史を俯瞰してみると、日本は災害死が圧倒的に多く日本以外の国は紛争死が圧倒的に多いのです。

このようなことが理由で災害死が避けられない日本に住む我々は、どうしても行き当たりばったりという考えになる傾向があるのです。

これだけ科学技術が発達した現代でも、残念ながら災害がいつどこでどのような規模で起きるかを予想することは不可能です。

したがって現在考えることができる規模での最善の対策は講ずるべきなのです。

この考えを学ぶために必要な知識を得たい方は、「大石久和先生のオンライン国土学ワールド」を見ることお勧めします。

人間の体においても、やがて誰でも関節の痛みを経験することになるという事実を直視して、前もって保守点検をすることが大切なのです。

行き当たりばったりという考えを捨て、常に点検整備を怠らないことが大切です。

私は関節の痛みを根本改善できる健康器具の特許取得(昨年の12月)と製品化を契機に、すべての日本国民の健康維持に貢献できる情報を配信する準備をしているところです。

もう一度繰り返します。

関節の痛みの最善のケアーは、重症化を未然に防ぐ人言体の保守点検です。