関節の痛みを改善できるセラピストを目指しませんか?
そのために必要不可欠な知識や理念を学べるセミナーを東京で開催して約30年が経過しました。
皆様の先輩が技術を習得しさらにレベルアップを図るために毎月セミナーにご参加いただいています。
したがって最も古株の先生はセミナー歴30年という事になります。
もともと私はカイロプラクティックの最も効果があるテクニックである、モーションパルペーション&マニュピュレーション(動的触診法と手技療法、以下MPと省略)の専門家でした。
したがって、アジャストメント(インパルス、リコイル,ボディードロップに大別されます)を専門家向けに教えていました。
ところが自分のようにアジャストメントができるようになった人間はあまりにも少なかったという現実に愕然としました。
アジャストメントは芸術と同じようなものなので誰でもできるようにはならないといわれていました。
そのことに大変疑問を抱いたのです。
そう考えたのは、私自身の体が改善しなかったことも大きな理由でした。
モーションパルペーションで用いる従来のアジャストメントは検査法も調整法もあまりにもアバウトすぎるのです。
その理由を具体的に脊椎椎間関節の調整を例に説明してみます。
例えば頸椎の側屈の調整であるサービカルブレイク。
患者さんの頸椎の右の4番上の3番の回旋側屈の動きが悪いケースを考えてみまましょう。
術者は左後頭骨を手で押さえて右頸椎の3番にコンタクトして十分に関節のたわみをとらえてから瞬間的なアジャストメントをします。
問題は患者さんの年齢です。
60歳から90歳の患者さんにこのような検査や調整(アジャストメント)は大変な危険が伴います。
私は検査法と調整法において、スピードやパワーをほとんど必要としない方法を確立したのです。
結論を言うと、現在では私の体は十分に回復している状態から25年が経過しています。
私は必要に迫られて阪神淡路大震災の前の年に「関節ニュートラル整体」を発明しました。
発明といっても手技療法で特許を取ることはできません。
苦心の末、昨年の12月についに自分が考案した健康器具の特許を取得しました。
その中に関節ニュートラル整体の重要性を文章化し、著作権とともに特許を取得したのです。
まだ宣伝されていないために、ほとんどの皆様はこの事実を知る由もありません。
現在私のもとに試作機が3台あります。
コロナ下の2年間実験を繰り返し遂に製品化のプロジェクトがスタートしたところですのでもう少しおまちください。
この健康器具を予防として使用することで、関節の痛みが複雑化、重症化することを未然に防ぐことができるのです。
しかしながらすでに拘縮がひどい方は、関節ニュートラル整体をマスターした専門家に直接指導してもらう必要があります。
現在では関節ニュートラル整体をマスターしたセラピストが数名います。
関節ニュートラル整体は、関節被膜の不具合を改善することを目的とした究極の運動療法です。
運動は、自動運動、たわみ運動、遊び運動の3段階があります。
関節被膜を整えることを目的とした運動の指導をするには、それなりの設備が必要になります。
現在ではそのような施設が本当に多くなりました。
ところが関節の拘縮を改善できるマシーンがないのです。
私は日本で最初のアスレティッククラブに通ったり、本当にいろいろなマシーンを体験してきました。
全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。
正常であればそれぞれの関節に8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムのような機能が備わっているのです。
この機能の保守点検システムが関節ニュートラル整体なのです。
もちろん身近に関節ニュートラル整体をマスターした専門家がいるならば、定期的に施術を受けて予防の筋トレをすることがベストです。
ところが私が開業する茨城県ですら私を含めて2人しか専門家はいないのが現実です。
それではこれから到来するチャンスに間に合わないのです。
はっきり申し上げて雑用を引き受けるスタッフでもいない限り、この技術は一日に10人ほどしかできません。
患者さんが適切に分散してくれない限り10人を超えることは不可能でしょう。
そのような事を含め、一人でも多くのセラピストの育成が急務なのです。
私はこれまで関節ニュートラル整体を毎日指導することができる寺子屋のような場所を作ることを夢に見てきました。
そのためには指導者の育成が大切です。
これまでない理念を持った指導者を育成してまいりました。
今こんなことを言うと笑われるかもしれませんが、必ずその時が到来します。
宣伝をしなくても患者さんが殺到して間に合わない時が訪れるのです。