誰でも運動療法の神髄をマスターすることができます。
これから述べる運動療法とは、手技療法とリハビリテーションの応用発展形である関節ニュートラル整体のことです。
関節ニュートラル整体のベースは次の3種類です。
1、カイロプラクティックの最も効果的なテクニックであるモーションパルペーション&マニュピュレーション(動的触診法と手技療法、以下MPと省略)。
2、理学療法のテクニックの集大成といえるPNF(固有受容性神経筋促通手技)。
3、調整を目的とした筋力トレーニング。
これらのテクニックのすべてをマスターすることはまさに気が遠くなるくらいの時間と費用が掛かります。
この3種類の技術を極めた私だからこそ言える真実があります。
それはそれぞれのテクニックが、超高齢化社会である現代日本では使えないという現実です。
アスリートに通用して80歳以上の高齢者に使えない技術は本物といえるでしょうか?
私が考案した関節ニュートラル整体は老若男女年齢や性別を問いません。
またスピードやパワーは必要ないのでセラピストの性別年齢は関係ありません。
事実女性でトップクラスの指導者が存在します。
ただひたすら技術のレベルを向上し続ければよいのです。
反対に向上しなければあっという間に技術のレベルは低下してしまうのです.
患者さんはもちろん、セラピストにとっても優しい理にかなった動きをマスターすることが大切です。
何よりも大切なことは、実用的でない知識やテクニックを捨てることです。
私は64歳の今も新しい知識を得ることを怠ることはありません。
その理由は現在でも人前で100回以上の講義を継続して知識を常にアウトプットしているからです。
新型コロナによるパンデミックや経済恐慌を経験したのがきっかけで経済や感染症の勉強をしました。
勉強といっても関連した情報の動画や本をたくさん読んだだけです。
これもインプットするにはアウトプットが必要なのです。
「知識は力なり」といいます。
学ぼうとする分野の本を7冊以上読めば、どなたでもその分野の素人ではなくなります。
その中でもあまりにも現実離れした内容の本は読みません。
具体的には毎年38万人以上の死者が出ているガンが治るといった内容の本です。
そして最初の1ページを読んで面白くないと思った本も自分には縁がなかったと思って読みません。
「否定はしないが疑問に持つ」というのが私の基本姿勢です。
本当に役立つ運動療法をマスターする事で、多くの患者さんを助けることができます。
関節ニュートラル整体は他に類例を見ない優れた運動療法です。
一人でも多くのセラピストを育成し、教養を身に着けたセラピストを育成することが私の願いです。
関節ニュートラル整体は、文章にあらわされて、理論が体系づけられて、考案者である私の実技指導が受けられる本物の技術なのです。