お蔭様で関節の痛みを根本改善できるリハビリマシーンの特許取得が達成されました。

コロナ下の3年間、3台の試作機のテストを繰り返し様々な問題点をあぶりだし試行錯誤を繰り返してまいりました。

今後様々な分野の専門家のお力をお借りしながら制作販売にこぎつけたいと思います。

いよいよこれから私の門下生を中心に「関節ニュートラル整体」が日本中に広まるときが来たようです。

全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

正常であればそれぞれの関節に8方向に1ミリずれて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能が備わっています。

残念ながらこの機能のありがたさは、失って初めてわかるというのが現状です。

関節ニュートラル整体は他に類例のない運動療法です。

運動には次の3段階があります。

1、自動運動。

2、たわみ運動。

3、遊び運動。

この3段階の運動を駆使することで初めて関節を覆う膜(皮膚、筋膜、筋肉、神経、血管、靭帯、軟骨など)の不具合を改善することができるのです。

軟部組織の運動療法と、関節の運動療法はともにこのような3段階の自動運動と他動運動を検査して調整することが必要不可欠なのです。

関節ニュートラル整体は、次の3種類のテクニックの応用発展形です。

1、カイロプラクティックの最も効果的な手技である、モーションパルペーション&マニュピュレーション(動的触診法と手技療法)。

2、理学療法の集大成といえるPNF(固有受容性神経筋促通手技)。

3、体のゆがみ(関節被膜の不具合)を改善することを目的とした筋力トレーニング。

以上の3種類の運動療法を用いる順番と区別が確立された手技療法なのです。

患者さんが症状を訴える部位だけではなく、あくまでも全身の関節の弾力を検査して的確に調整することが必要不可欠なのです。

私は45年に及ぶ臨床経験から、拘縮が最もひどい下肢後面の筋肉の中で特にハムストリングス(座骨下腿筋)とふくらはぎの筋肉(腓腹筋とヒラメ筋に注目してきました。

この部位の筋肉は、PNFの応用発展形といえるPNF整体のテクニックを駆使しても20パーセントの患者さんは完治が難しいのです。

このような理由で、先天的な奇形(筋肉が短い)以外のケースであればほぼ100パーセントが拘縮を改善できるリハビリマシーンを開発したのです。

自分でできる関節ニュートラル整体といえる「腰痛肩こりケア体操」を広めてきました。

このリハビリマシーンを用いて行う運動を「腰痛肩こりケア体操」の前に行うことで体操がとてもスムーズにできるのです。

極論を言えば、1分でできる3種類の運動に、椅子からつかまり立ちで行うスクワットを行うことで関節の痛みを予防できるのです。

人間の海馬は3歳で完成します。

従って短期記憶の中枢である海馬が完成していない3歳未満の記憶はありません。

これを幼児期健忘といいます。

両膝を閉じて前屈して床に指先がついた記憶がない方は、3歳以前に転倒したことが原因で正常な可動域が失われた記憶がないのです。

海馬は関所の番人に例えられます。

何度も関所を通してくれと繰り返すと、「海馬(関所の番人)がこれは命にかかわるのではないか」と思って関所を通り永遠の記憶の貯蔵庫である「大脳辺縁系」にほかんされるのです。

これは繰り返し練習することの大切さを表しているのです。

8割の方はこのマシーンがなくても私が考案した方法を自重で行うことで下肢後面の筋肉の拘縮を改善することができます。

下肢後面の筋肉の拘縮は廃用性萎縮といいます。

整形外科を受診しても適切なアドバイスを得られません。

医師が自分でやってみたことがない腰痛体操のパンフレットをもらって終わりです。

回復が可能でありながらそれがかなわないで苦しむ人を助けたい。

この一心でリハビリマシーンの特許を取得したのです。