19歳の時に、関節の痛みを改善できるプロを目指してから44年経ちました。
当時は65歳以上の人口は、わずかに7パーセント。
そのうち75歳以上に至っては、80人に1人だったものが10倍の8人に1人になりました。
これが何を意味しているか?
言うまでもなく頚椎のアジャストメントの危険性が少なくとも10倍以上になったという事です。
現実にはそんな生易しいものではありません。
75歳以上の患者さんが半分を占める日も珍しくないのです。
私は阪神淡路大震災の1年後に関節ニュートラル整体を考案しました。
それから20年以上の歳月をかけて手技療法とリハビリテーションの技術を極限まで進化発展させ続けてきました。
四肢の関節を調整する技術として3点締めという技法を開発しました。
それに加え腰仙関節や仙腸関節の調整もエンタプライズ社から出版した専門書をはるかにしのぐ技術を確立しました。
PNF整体という名前でベースボールマガジン社から出版した本の内容も、精密さと確実性、安全性において比較にならないレベルまで進化させることができました。
たゆまぬ努力の結果、幼児から高齢者まで安心、安全、確実な手技療法とリハビリテーションというサービスを提供できるようになったのです。
首の痛み、背中の痛み、腰の痛みを総称して背中の痛み(バックペイン)といいます。
股関節、ひざ関節、足関節、肩関節、肘関節、手関節の痛みを総称して四肢の関節の痛み(ジョイントペイン)といいます。
人体には約206個の骨から構成される、約200個の関節が存在します。
その一つ一つに8方向に1ミリずれて復元する、免震構造システムに勝るとも劣らない機能があります。
言い換えると約1600の関節の弾力の点検整備の順番と調整の方法と順番が確立された技術が関節ニュートラル整体なのです。
関節の調整に加え、筋肉の調整も多動運動と自動運動のマニュアルが確立されています。
毎日講義と技術指導を受けることが可能になれば、大多数の方が3か月で一応のレベルまで到達できるのです。
しかしながら、ひと月に1回だと10年、2回だと5年もかかってしまいます。
技術と指導法が確立され、かつ指導できるレベルのセラピストが増えた、今毎日学習できる自動車教習所のようなシステムを確立したいと考えています
そんな夢を毎日考えているのです。
最近は実技を指導している夢をよく見ます。
そのような寺子屋を作るのが現在の夢なのです。
当たり前のことですが、関節ニュートラル整体でご病気や末期の関節の痛み(人工関節置換術以外の選択肢がない変形性関節症など)を改善することはできません。
しかしながら変形性関節症の重症化を予防することが十分にできます。
代替えの利かないセラピストを目指すなら、関節ニュートラル整体をマスターするのが最も費用対効果があると確信しています。
これから今までに関節ニュートラル整体のセミナーを受講してアップデートしていないセラピストのために、動画で指導するコースも制作したいと考えています。