全身には206個の骨から構成される約200の関節が存在します。
健康であればそれぞれの関節に8方向に1ミリずれて復元する免震構造システムのような機能があります。
弾力が正常に機能しない状態とは関節を覆う膜がこんがらがった状態を意味します。
糸がこんがらがった状態をほぐすイメージです。
ある程度は順調にほぐれたとしても必ずと言っていいほどこれ以上はできないと言う壁につき当たります。
そこで期間を置くことも重要なのです。
それはちょうど、どうしても解くことができない数学の問題が一晩寝て解けるようなものです。
人間の体は名裁縫師にたとえられます。
自分の力で縫い合わせたりほどいたりを繰り返しているのです。
骨が破壊と再生を繰り返すことで2年で全く新しく再生されていることを意識する人はいないでしょう。
同様に血管や神経、筋肉などのいわゆる軟部組織は3か月で入れ替わっているのです。
関節ニュートラル整体の調整とリハビリの手順はこの力をもっとも効果的に引き出すテクニックです。
例えると、ペットボトルのふたを動かす際にまずボトルを動かしてから、ふたを回している事実を意識するようなものです。
骨を動かすことににおいても手順があるのです。
基本練習、ライトコンタクトでの練習、本気の試合という風に常に基本に返りテクニックを向上し続けることが大切です。
何事も自分で経験をしないことには体得することはできません。
関節ニュートラル整体のテクニックはいた気持ちいい程度の刺激量ですので患者さんに対する負担はほとんどないに等しいので安心かつ安全です。
技術が向上するとツボにあたって響きがあるような刺激が患者さんの体に伝達されます。
この振動こそが長引く関節の痛みを開放するものなのです。