代替医療を学ぶといえば、真っ先に浮かぶのが国家試験をとることを考えます。
そこで開業権があるのは、柔道整復師、按摩・マッサージ・指圧師,鍼灸師の3種類であることがわかります。
これらの資格のなかで保険診療が適応されているのは柔道整復師です。
戦後16校に制限されていた卒業後柔道整復師の受験資格が得られる専門学校はなんと10倍に増えてしまったのです。
これは全員が開業すると単純に考えると、保険診療の全体の5パーセントしかない医療費が10倍に増えた接骨院で分けることになるということを意味します。
特殊な技術を身につけない限り売り上げは頭打ちになることが考えられます。
そして例えば車で来院する患者さんが多い県では、車が入りやすく出やすい立地条件でなければ商売が成り立たないのです。
駅に近いお店が繁盛していたのが新しい道路ができて大型店舗のみが経営が成り立つ時代になりました(ドーナツ化現象)
これからは世界中の人と競争する時代です。
過ぎてしまった過去を悔んだり、予想できない未来を心配するのは得策といえません。
しかしながら、世界史を学ぶことで過去に学ぶことはできます。
そうすることで初めて,これから訪れる厳しい未来に対応できるのです。
リーマンショック以降、アメリカ経済は激変しました。
それまで年間6百万円だった医療過誤保険が、なんと2千万円になりました。
これは、それまで人々のあこがれの存在であった医師が専門職で最も自殺率が高くなった原因の一つです。
同時に収入は少ないものの子供たちの未来を担う職業として大切な存在である教師も教育の自由化によって同様に貧困層になってい待ったのです。
堤未果氏の著書(貧困大国アメリカ3部作,沈む行く大国アメリカ2部作など)の一読を勧めます。
ある事象がどのようにして起きたかは世界史を学ぶことで分かります。
またその事象が他の国でどのように扱われているかを学ぶことも大切です。
私は敬愛する出口治明氏(ライフネット生命創業者)の著作を通じて世界史や地理(縦横思考)を学びました。
私が考案した関節ニュートラル整体はこれからの激動の社会を生き抜けるテクニックです。
この技術を通じて、自分の頭で考え,自分の言葉で話し、自分の意見を言うことができる国際社会に通用する人材を育成したいと考えています。
常に自分で考えることができて初めて,これからの社会に通用するセラピストといえるのではないでしょうか?
お互いに助け合い励ましあって困難な時代を楽しもうではありませんか!