頭蓋骨は15種23個の骨から構成されています。
成人では頭蓋骨はヘルメットの様に癒合します。
したがって可動性があるのは環椎後頭関節と顎関節のみです。
今回のレベル3のセミナーはその中の環椎後頭関節にテーマを絞って講義と実技を行いました。
回旋(後方から前方、前方から後方の2種類があります)、側屈、前屈、圧縮、けん引の関節の遊びの検査と調整を学びました。
前回講義したテクニックの前に行うのが顎関節の調整です。
今回は個人指導を希望する先生が3名いました。
そのあとに日本大学レスリング部のトレーナーの仕事がありましたのでそれを含めてのセミナーとなりました。
今後は遠方から来るやむおえない事情の方をのぞいて、基本的に2部制とします。
手前味噌ですが、私の伝える技術も依然と比較すると格段にに向上したと思います。
しかしながら、さらなるレベルの向上を目指すにはもう一工夫が必要と考えました。
技術や仕事の未来も、やはり自分のことを第三者の目で見て初めて冷静に判断することができるのです。
懸命な努力をしながら、冷静に第三者の目で判断することが大切なのです。
誰でも自分のことは冷静に判断できません。
ところが他人事となると的確な判断が下せます。
関節ニュートラル整体の技術において私はそれができるのです。
人間は感情の動物です。
冷静さを失うとそんな私も正しい判断ができなくなる時もあります。
そんな時に第三者の目で見ることが大切なのです。
そうすることでかえって、最も効果的に患者さんを助けることができるのです。