整体の技術をマスターすることを考えている方に是非聞いていただきたいお話があります。
整体セミナーはたくさんあります。
たとえプロの方でもその中から本物を見分けるのは至難の業といえるかもしれません。
その理由は基本的な知識がないということにつきます。
あなたは商品を購入する際に、比較、納得,購入のプロセスを踏むはずです。
ネット社会の現代ではこのプロセスを踏むかただほとんどです。
しかしながら、購入する商品が生涯の仕事になる整体となると話が違ってきます。
全身には206個の骨から構成される200の関節があります。
健康で痛みと無縁な状態の関節には、8方向に1ミリずれて復元する免震構造の様な機能があります。
この機能があるからこそ、我々の体はケガや痛みから守られているのです。
この機能を検査して異常があれば直ちに矯正する技術が関節ニュートラル整体なのです。
私はこれまでに14冊の本を書いてきました。
最新刊の本には関節ニュートラル整体のテクニックの全容が文章で表現されています。
技術そのものは全体の4分の一しか文章や動画では公開していません.
その理由は、創始者の私が生きている限りできるだけ本当の技術を伝達したいと考えるからです。
現在は私の直伝講習を受けた指導員がセミナーを行ったり指導を行っていますが、指導の範囲は限定されています。
私の持論は、人間はたとえ優れた能力があるとしても必死で努力している人の2倍も優れているわけではないという考えです。
具体的に言うと、100メートルの世界記録はウサイン・ボルト選手が樹立した9秒54です。
その2倍の20秒かければほとんどの人間は走れます。
フルマラソンの世界記録は2時間3分台です。
その2倍の4時間6分をかければ平均的な市民ランナーのレベルでも達成可能なタイムです。
このようにスピードや持久力も国語で考えずに数字で考えると、そんなに大差がない事がわかります。
サッカーのワールドカップで活躍した本田選手が走ることに関しては平均以下だそうです。
体力が平均だとしても、努力で改善できるパスの精度やフリーキックの精度などを向上させ続けたからこそ、総合力で世界のトップレベルになれたのです。
敬愛する稲盛和夫氏(京都セラミックの創業者)がいうように、成功は才能、努力、志の掛け算なのです。
才能や努力がどんなに優れていても、志がゼロならばゼロになってしまうというのが真実です。
会社を立ち上げて一部上場を果たし成功した才能がある人間が、そこで得た利益を自分のためだけに使ってしまい、倒産したケースは珍しいことではありません。
私は生涯の仕事になる技術である関節ニュートラル整体を考案しました。
気持ちよく仕事をして、それなりの生活ができれば良いではありませんか?
私は自他ともに認める治療バカです。
頭の中は、関節ニュートラル整体の技術の向上と、この技術を使用した愛弟子の生活の向上しかありません。
開業時に、治療院の家具の政策をお願いした作り付け家具の高橋さんという職人がいました。
張り物の家具を作ることに嫌気がさした高橋さんは、それまで勤めていた会社を辞め、あまり需要のない無垢材を使った作り付け家具の製作のみを仕事にしました。
生活は、キノコの栽培の会社に勤めていました。
自分の作ったまがい物が残ることを許せなかったそうです。
放火により、阪神淡路大震災の1年前に及川治療院は全焼しました。
ダイワハウスのルグランU の軽量鉄骨は曲がりましたが、高橋さんが製作した無垢材のサイドボードやベッドは少し焦げがあるものの再生して今でも健在です。
関節ニュートラル整体の技術は本物です。
私が40年間仕事を継続し、この技術を学んだ人間が10年以上仕事が継続できていることが何よりの証明なのです。