脊柱(脊椎椎間関節、仙腸関節)の最新の調整が学べるセミナーを開催している及川雅登です。

今回は脊椎椎間関節の調整(BPT)について書いてみます。

その前に私が考案した関節ニュートラル整体の概要をご説明します。

人体にある骨は約206個。

その骨から構成される関節は約200個。

正常な関節には8方向に1ミリずれて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能が備わっています。

この機能の保守点検が関節ニュートラル整体なのです。

1、外傷

2、炎症

3、腫瘍

4、奇形

5、先天異常

などがこの機能を消失する要因です。

未熟な状態で生まれる人間は、独り立ちするまでに様々なダメージを関節に受けるのです。

例えばひどく転倒したとします。

その場で立ち上がれないとか、手が上がらなければそれが原因であることは誰でもわかります。

ところが人間の短期記憶の中枢である海馬が形成されるのは3歳以降なのです。

したがって繰り返し転倒する3歳未満の記憶は、ないのが普通なのです。

肩の痛みを訴えて肩専門医の診察を受ける患者さんの50パーセントがMRIの画像診断で腱板断裂が確認されるのです。

腱板の不全断裂が認められる患者さんで自覚症状がないケースも珍しくはないという事です。

あくまでも炎症の5大兆候(1、発熱 2、発赤 3、腫脹 4、疼痛

5、機能障害)が出てから病院に行くのが普通です。

関節に負荷がかかるスポーツ選手であれば、発見するのは少し早いかもしれません。

WBCに出場した投手で、たった1球投げただけで肩の不調を訴えて降板したケースがありました。

必死のリハビリにもかかわらず、まったく小銃が改善しないために腱板の再建術を受けました。

このようなケースはほぼ全員が、想定以上に状態が悪いそうです。

軟部組織が入れ替わるのは3か月。

したがって6週間は悪化したとしても、それ以降は回復に向かうはずです。

残念ながら肩関節の手術は成功したとしても、スポーツ選手に求められる機能は半分程度になってしまいます。

しかしながら前述の選手はピッチングコーチとして立派に仕事をされたそうです。

この例でわかるように、定期的に負荷をかけて検査する保守点検が必要不可欠なのです。

腰椎椎間板ヘルニア、頚椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、頸部脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症は80パーセントが回復までに12週間を要する重症なケースです。

痛み、しびれ、麻痺の順番で上肢や下肢の症状が悪化します。

名医の手術を受けたとしても完治率はわずか20パーセントです。

中枢神経である脊髄を守っている椎間関節。

この関節の遊びは次の8種類。

1、圧縮

2、けん引

3、4、前後の滑り

5,6、左右側屈

7,8、左右回旋

以上です。

運動は1、自動運動 2、たわみ運動 3、遊び運動の3段階。

したがって2,3、の運動が関節の弾力なのです。

このうちたわみを素早く取り除いて3、の遊び運動を検査して調整するのが関節ニュートラル整体のケアシステムなのです。

脊椎椎間関節の調整は圧縮とけん引以外には次の3種類。

1、回旋側屈

2、回旋回旋

3、回旋前屈

どれもツボを押して響くような気持ちがいい程度の響きを与える調整です。

運動範囲は官製はがきの厚みである0.45ミリ以内です。

背骨を動かすというよりも、5本の指を自在に使って拇指をめり込ますといった感じでしょうか。

 

 

 

脊椎椎間関節の検査と調整