9割の関節の痛みの原因は、関節被膜の引っ掛かりを解消することで改善できます。

関節被膜とは次のようなものです。

1、皮膚および皮下組織。

2、筋膜。

3、活動筋と支持筋。

4、神経と血管。

5、靭帯。

6、椎間板や軟骨。

背骨を覆う膜を大別すると上記の6層になります。

骨と骨を連結している組織を関節被膜と呼びます。

皆さんが鳥の腿を食べることを例に説明します。

鳥の皮や筋膜、筋肉は何も考えずに食べてしまいます。

筋肉の中にある神経や血管も同様です。

食べ残った組織の内、筋肉と骨をつなぐ組織が腱です。

骨と骨の間には軟骨があり、靭帯で結合されているのです。

これらの組織の内わずかに伸び縮みする組織(皮膚や神経、血管、筋肉、腱など)とほとんど伸びない組織(靭帯や関節包など)があるのです。

これは体を支える際に重要な機能なのです。

じっとしている際に靭帯などの収縮のない組織を使うことでエネルギーロスを防いでいるのです。

動く柔らかさと支える強さという相反する機能が必要なのです。

人体には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

その一つ一つの関節に8方向に1ミリずれて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能が備わっているのです。

この機能の保守点検が関節ニュートラル整体のケアシステムなのです。

言い換えると見かけ上の骨格の異常を正常に戻すのではなく、骨をずらすことで関節を覆う膜の不具合を整え張力の数十倍の衝撃を10分の1以下に緩衝する免震構造システムに勝るとも劣らない機能を正常に回復させているのです。

関節の運動は次の3種類の段階があります。

1、自動運動(自分で動く範囲)。

2、たわみ運動(力をかけて自動運動を超えてたわみが起きる範囲)。

3、遊び運動(たわみからさらに限界まで動く範囲)。

この3段階を常に意識して関節や筋肉などを操作する訓練が必要なのです。

関節の自動運動、たわみ運動、遊び運動だけではなく、軟部組織の同様な運動も必要なのです。

関節ニュートラル整体の柱は次の3本です。

1、カイロプラクティックの最も効果があるテクニックであるモーションパルペーション&マニュピュレーション(動的触診と手技療法)。

2、理学療法の技術の集大成といえる、PNF(固有受容性神経筋促通手技)。

3、関節被膜を整えることを目的とした筋力トレーニング。

これらのすべての技術をマスターし、さらに応用発展形が学べるセミナーは他には存在しません。

関節ニュートラル整体をマスターして将来の仕事にしませんか?