関節の痛みに対する関節ニュートラル整体の有効率は、ほぼ100パーセントです。

当たり前のことですが、有効率がほぼ100パーセントである理由は、適応でない関節の痛みを見極めるからにほかなりません。

関節ニュートラル整体を実際に行ってみて効果がなければ何らかの原因がある病気を伴った関節炎だとみなすことができます。

関節ニュートラル整体は安全性と確実性、再現性において比類ない運動療法といえます。

したがって最高で7回で効果がなければ、その道の専門医に紹介状を書けばよいのです。

リュウマチ性関節炎、化膿性関節炎、感染性関節炎、悪性腫瘍、奇形、先天異常などが考えられるケースは専門医に紹介状を書くべきです。

全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

正常な関節は8方向に1ミリずれて復元する免震構造に勝るとも劣らない素晴らしい機能が備わっています。

この機能の保守点検が関節ニュートラル整体のケアシステムなのです。

関節ニュートラル整体の技術は、関節を覆う膜を整えることを目的にしています。

したがって皮膚や筋膜や筋肉などの軟部組織の調整と関節をずらすことでのみ反応が起きる人体や関節包の調整があるのです。

軟部組織と関節に対する自動運動と他動運動を駆使することで初めて完全な運動療法といえるのです。

関節ニュートラル整体のベースは3種類です。

1、カイロプラクティックの最も優れた技術であるモーションパルペーション&マニュピュレーション(動的触診法と手技療法)です(以下MPと省略)。

2、理学療法の集大成といえるPNF(固有受容性神経筋促通手技)。

3、関節のゆがみを整えることを目的とした筋力トレーニング。

以上です。

これらの技術を学ぶだけでも大変な期間を要する事は想像に難くないですね。

しかしながら、これらの技術の成り立ちとその効果を冷静に検証するには論理的に考える(タテ、ヨコ、算数を駆使して筋道立てて考える)ことが大切です。

世界史を学ぶことで過去と現在を比較することができます。

地理を学ぶことで日本と他国を比較することができます。

数字で考えることで不必要な不安が解消されます。

このような理由で、セラピストに必要な教養を身に着けるためには読書が最も費用対効果が高いことがわかります。

私が会長を務める関節ニュートラル整体普及協会には、様々な仕事を経験したセラピストが集まっています。

また関節ニュートラル整体を学んで10年を超えるキャリアを持つセラピストが大多数です。

そのような先輩方の指導を受ける環境に身を置くことで、いつの間にか一流のセラピストになれるのです。

私は関節ニュートラル整体の技術を常に進化発展するように試行錯誤しています。

完成に近づいたと思っていても、少しでも改善の余地はあるものです。

その気持ちが衰えない限り私は現役を継続します。

幕末の志士のように、日本の行く末を考えて修業したいと思う方はぜひセミナーにご参加ください!