セラピスト、あるいはセラピストを目指す人間であれば、常に何とかして患者さんを救いたいと考えているものです。

そのようなセラピストのニーズにこたえるべく、私が会長を務める関節ニュートラル整体普及協会認定セミナーにおいて,常にセミナーを参加した次の日からの臨床に直ちに役立つテクニックを提供し続けているのです。

その中で常に考えているのが基本を確立することの大切さなのです。

残念ながら大半の先生方がセミナーに参加できるのはひと月に1回です。

遠方の先生が開業してしまうと仕事優先になるので、ひと月に1回を維持することも大変なことは十分に理解しています。

したがってその隙間を埋めるために、様々な本を読むことを進めています。

今月私がお勧めする本は、現代文のカリスマ講師と呼ばれる、出口汪氏の著作です。

しかもハルカという26歳のOLを教え導く内容になっている本です。

それは私が以前に読んで感銘を受けた内容をリメイクしたものでした。

論理的に文章を作ったり、考えたりすることの基本を楽しく学べる内容ですのでみなさんも是非一読をお勧めします。

もう一度出口先生の本を読もうと思ったのは、出口先生があの有名な大本教の開祖である出口王仁三郎のお孫さんであったことを知ったことがきっかけでした。

先生の本によると、現在の論理の法則は人に教えられたものではなく,必要に迫られて自分で苦しんで考案したということに感銘を受けました。

私が考案した関節ニュートラル整体もまさに必要に迫られて誕生した技術です。

そのような理由うで、専門分野は全く違いますが非常に共感し感銘を受けた次第です。

ブログの文章をどのように書いていいか悩んでいる協会員の先生には、一日も早く出口先生の本を読むことをを進めします。

私は、自他ともに認める教え魔です。

生徒がいっぱいいっぱいになっていることも顧みず、これでもかと教えてしまうことを反省しています。

ところが、私は論理語と感情語の違いを全く理解していませんでした。

感情語は犬や猫が「ワンワン、ニャーニャー」と泣いているような言葉です。

したがって雰囲気で察するしかないのです。

これでは素晴らしい技術も伝わるはずがありません。

そこで私は反省しました。

運動は自動運動、たわみ運動、遊び運動の3段階から構成されています。

関節ニュートラルの手技療法は遊び運動の世界です。

したがってこの範囲は振動の世界なのです。

そこで私は考えました。

フーテンの寅さんこと渥美清主演の「男はつらいよシリーズ」に出てくる葛飾柴又の帝釈天の境内の鐘の音の響きに例えて。

関節の調整は、関節のたわみをとって振動を与えること、、、。

つまり「カルロス、ゴーン、、、。」

関節をしっかり詰めてからゴーン。

いつの間にか、感情語で説明しているのでした。

「これじゃー伝わるわけはないわ」と寅さんのように反省の日々を送っている次第です。

話は脱線しましたが、つらい厳しい練習も楽しくやればアッという間にすぎるのです。

そして、誰でもほんの少しやる気があれば、明日から役立つ技術がマスターできるのです。